伝統を「守る」から、伝統に「守られる」時代へ

新著『僕たちは伝統とどう生きるか』出版から一月経ちました。毎日のように僕のもとに感想や依頼が届き、この本が静かに社会の動きに影響を与えていることがわかってきました。   ■勉強会が各地で開かれている まず驚いたのは、日本各地でこの本を題材に勉強会や読書会が行われているそうです。そのうちいくつかの団体は著者の僕も講師で呼んでくれていて、読者のみなさまに会いに行…▶️続きを読む

場所の生命をはぐくむ。

先日、友人の森田真生くんのトークライブを聴きに京都を行ってきました。 会場は京都のCom-ion。テーマは「場所の生命(いのち)をはぐくむ」。 秋田のマタギの話や森田くんが訳したレイチェル・カーソンの”Sense of Wonder”の話を下敷きに、場所はしばしば個人の人生の時間軸を超えて自律性を持っていく、と森田くんが語るのを聴きな…▶️続きを読む

発酵デパートメントは哲学ドリブンの事業なのだ

新著『僕たちは伝統とどう生きるか』を書くなかで、アリストテレスの「哲学者」としての側面に深く触れた(これまでは生物学の大先輩として見ていた)。 私見ではあるが、アリストテレスが最も大事にしていたのはプラトン的な「真理」ではなく「善」であった。真理は一つだが、善は人によって無数にある。真理はベストで、善はベターの積み重ね。積み重ねていつかベスト(最高善)にたど…▶️続きを読む

新著『僕たちは伝統とどう生きるか』発売前重版12,000部、事前予約2000部達成しました

新著『僕たちは伝統とどう生きるか』、明日4/23から全国の本屋さんやECで販売が始まります。 4月前半からのVALUE BOOKSとB&Bの事前販売で、なんと!2000人にすでに本を手に取ってもらっています(積読チャンネル関係者とB&B店長の伊藤さん、お世話になりました)。 これまでの事前予約記録の852冊を大幅に上回る新記録達成で、出版社も…▶️続きを読む

暮らしのなかの暗さに目を凝らそう。『日本発酵紀行』が9刷になりました

2019年刊行の『日本発酵紀行』が地道に版を重ねていまして、先日累計9刷になりました’(めでたい)。電子書籍なども入れると国内で3万部弱。海外版も含めると5万部近いのではないかしら。 『発酵文化人類学』に比べると地味かもしれませんが、ずっと読みつがれるロングセラーになっています。 発酵は「暗さ」から生まれた さて。 この本は文章と同じくらい写真がいい!という…▶️続きを読む