2025年の抱負と2024年の振り返り

↑写真は2024年春に家族で過ごしたパリの下町↑ 2025年を迎えました。 年末は30日まで下北のお店に立っていて、大晦日は大掃除や集落の用事で慌ただしくしているうちに過ぎていきました。 毎年年末に一年の振り返りをする習慣なのですが、今年は外に発信するのではなく家族やお店のみんな、友人たちとゆっくり時間を過ごしたかったので、年明けに新年の抱負と去年の振り返り…▶️続きを読む

発酵デパートメント、世界の発酵ハブになる

今度出る旅行雑誌Transitに久々に登場します。 世界の発酵事情を紹介するコーナーを担当予定(あと特集対談インタビューも)。取材にあたって今の発酵デパートメントの状況を客観的に整理してみたのですが、もしかして世界の発酵トレンドの中心の一つになっているのかも…と感じました。 というのも理由があってだな。 発酵デパートメントにはデンマークやアメリカ…▶️続きを読む

能登の発酵のいま

先週しばらく能登に滞在してきました。今回は珠洲や能登町など、震災直後はアクセスが難しかった場所を中心に。今は下道含め道路はかなり復旧し、金沢や能登空港から問題なくアクセスすることができます。地元の飲食店やお店も少しずつ営業を始めているタイミングでした。 ■いしり / カネイシ 最初に訪れたのはいしりメーカーのカネイシさん。 地盤改良した工場は無事だったものの…▶️続きを読む

「しゃべる」と「書く」の型

作家の開高健が「物書きはなるべく人前に喋る場にできないほうがいいと思ってるんですね。喋るのが上手くなりすぎると作品書けない」というようなことを言っている(そういうわりに大阪人の開高健は話めちゃ面白いけど)。 言葉に身体感覚が乗ってくる感じ。少なくない本を執筆してくると、「しっくりくる」という感覚が生まれてきます。ここには正解はなくて、標準的な言語運用としてち…▶️続きを読む

僕には大義がある。

僕は発酵・醸造に関わることを生業にしている。 最初は東京でデザイナーやっていた頃に趣味で始めたのだが、農大で微生物学を学び直し、山梨の山の中に引っ越し、発酵の本を出版し、日本全国の発酵文化を調査し、それが発展してお店になり、ついに仕事のフィールドが国境を超えて全世界になってしまった。 とうぜん一人でできるわけもなく、会社を立ち上げて今や一緒に働いてくれる人が…▶️続きを読む