逃避としての読書。
何かを得るために、ではなく何かから逃げるために本を読む。 僕の本やブログ読んでくれたり、トークイベント遊び来てくれた人から「なんでそんなに色んなジャンルの本読んでるんですか?」と言われることがたまにあります(しかし知り合いの博覧強記の傑物たちに比べたら僕は小僧っ子レベルなので結構恥ずかしい)。 ただ確かに小さい頃から手当たり次第にやたらめったら色んな本を読ん…▶️続きを読む
『ミーム(遺伝因子)』という概念を提唱したことで知られる生物学者のリチャード・ドーキンス。僕はドーキンスが大好きで、なかでも『デザインとデザイノイド』というあんまり知られていない概念に強く惹きつけられている(デザイナーだからね)。 環境と時間がデザインを自律化させる この概念は、生物がどのように進化して機能や形態を獲得していくかを紐解く時に使われる。 例えば…▶️続きを読む
僕の住む家は山の中すぎてテレビの地上波が入らない。 で、たまに東京の実家に戻って家族と地上波のテレビを見ていると「なんか情報量多すぎじゃない?」と感じてしまう。バラエティ番組やニュース番組を筆頭に、世界観が大事なドラマ番組すらせわしなくて疲れてしまう。 毎日色んな用事で疲れてるんだから、夜テレビ見る時くらいリラックスさせてよ!と思うんだけど、テレビ画面のなか…▶️続きを読む
BLOG, ▶はたらくこと、生きること, ▷デザインを考える, ▷本と漫画 Published on 2018年4月17日 自分のなかに「良い読者」を育てる。 最近はずいぶん文章を書く仕事が増えました。 で、その時にいつも気をつけていることがあります。 「書く自分」の前に「読む自分」を育めているか。 何か文章を書いた時に一番最初にそれを読むのは…▶️続きを読む
高校生の時に愛読していたカート・ヴォネガットの小説を改めて読み返していました。 そこで色々と感銘を受けることがあったのでブログにまとめておきます。 パラダイムの不条理さを可視化するSFの手法 ヴォネガットの小説が当時の若者たちに人気があったのは1960〜70年代。つまりアメリカはじめ先進国の若者たちが政治やオルタナティブなライフスタイルに強く興味を持っていた…▶️続きを読む