2026年の僕は、歩く謎床

2026年となりました。
大晦日から三が日の4日間は、山梨のおうちに籠もって春に出る新著の原稿執筆に没頭していました。
紅白も駅伝も見ず、新聞もラジオもぜんぶシャットアウトして誰とも会わずにひたすら朝から晩まで原稿書いて、合間に温泉行ってご飯食べてよく寝る…

というのを繰り返してだいぶ疲弊するかと思いきや、ここ数年ないぐらい心身ともにスッキリ。
あわただしい日々のなかで貴重な「無時間」の数日間を過ごせたのが良かったのかしら。他人とも世間とも距離をとって、自分の考えていること、感じていることのみに集中した4日間は長い瞑想のようでした。本書かないとしても、定期的にこういうのやったほうが良さそう。

今年の僕は歩く謎床

さて。
年末に友人の辣腕編集者、E坂さんと世間話チャットしていた時のこと。
「良書・良品・畸人の発掘に余念のないヒラクさん、まさに歩く『謎床』」。

とコメントをもらい、ちょっと感動しました。
そうか、僕の仕事は「良書・良品・畸人の発掘」なのかもしれない…と妙に腑に落ちてしまい、これを2026年の活動指針としようと思います。

E坂さん、ありがとうございます。
今年から僕は「歩く謎床」になろうと思います(By 松岡正剛 ×ドミニク・チェン)

ブログもマイペースに更新するよ

振り返ってみると、去年はこのブログ12回更新していました。だいたい月に一度の更新だったのですが、驚くべきことに毎月2万人以上の人が読んでいるそうです(ほんとかな)。
とりわけ年始年末は一週間で1.5万人くらいこのブログを読んでくれていたらしいデス。あんまり更新してなくてごめんね…

僕がずっと愛用していたtwitter(現X)もいよいよ個人のつぶやきの場でなくなり、FBもインスタグラムも友人との連絡交換の場でなくなりました。知らない人のポストや広告ばっかり流れてくるし、きっと僕のアカウントをフォローしてくれている人たちのタイムラインにも僕のつぶやきやポストは流れてこないのでしょう。いったいSNSとは?

ということで。
僕のメッセージが届いているのは、このブログとPodcast、つまりプラットフォーム関係ない独立メディアということになります。

独立メディアは、時勢に乗って下駄はくことはできないかわりに、プラットフォームの都合に振り回されることが少ない。マイペースにやりたい僕のようなタイプには、けっきょく自分で一からつくる土俵が向いているようだぜ。

今年は去年よりもうちょっとだけブログを更新したいと思います。目指せ月に2回更新。
今月終わりには、皆さまに新著の正式なお知らせができると思います。

それでは2026年も善き年になりますよう。
とにかく心身ともに健やかに生き延びましょう。

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小倉 ヒラク

発酵デザイナー。1983年、東京都生まれ。 「見えない発酵菌の働きを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちとプロジェクトを展開。下北沢「発酵デパートメント」オーナー。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』など多数。