新年に発売される雑誌SPECTATORの最新号の特集は、なんと『発酵のひみつ』。巻頭で、僕は特集のガイド役として登場しています。
ここ数年、ずっとファンだった大好きな雑誌なので、ほんとに嬉しい。
ふだんよりも200%ぐらいディープな発酵話をさせてもらいました。
近年色んなところから注目されている発酵の世界を、発酵デザイナーの視点で整理してマトリックスにしていました。「発酵を理解するためのブックガイド」も掲載してあります。
特集には、発酵友だちの鳥取県智頭の天然発酵のパン屋タルマーリーや…
こないだ新ブランドのデザインでもご一緒した千葉の寺田本家も登場。読み応えあるロングインタビューが掲載されています。
いちばん感動したのは、兵庫のパン屋さんPirates Utopiaのおはなし。社会的な不安に翻弄されるなかでたどり着いたミクロのユートピア。その心の変遷と、微生物の世界の不思議さがつながりあっていく、今まで読んだことのないような爽やかな気持ちになる記事でした。
いやしかし、やっぱりSPECTATORはスゴい!他のどのメディアとも違う視点と深み。
僕が最近感じていた「発酵は技術であると同時に生きかたである」という世界観が見事にカタチになっていて本当に感動したぜ。
これをもって、発酵はブームからムーブメントになることが(僕のなかで)確定しました。これは僕の本です(違うけど)。みんな本屋さんで見かけたらぜひ手にとってね。
SPECTATORの皆さま、ほんとにありがとうございました。そしてこれからまたご縁が始まりそうですね。ワクワク。