こんにちは。編集者の小野民です。
『ほぼ3年ぶりにブログを再開することにしました。
ずっと視覚表現の仕事をしてきたこともあって、
何かを伝えたくても、そうでなくても、人がすること全て、
そんな風に思うようになったからです。
それから5年の歳月を経て、ヒラク君は25歳から32歳に、
ヒラク君のブログには、食卓で話された内容が多く存在します。
独断と偏見で選んだ記事たちですが、
5+1のテーマに、それぞれの推薦人
投稿を表示▶2015/2/20 サッカー発酵代表を考えてみた。
▶2013/3/28 「限界」を肯定せよと発酵男子はいう。
▶2014/3/13 「てまえみそのうた」は、僕の著書ではありません。
▶2015/2/27 そもそも発酵とは何か。簡単にメモしておくぜ。
▶2013/12/16 手前味噌学。~ALL ABOUT”味噌”の白熱講座!
▶2015/10/7 実家のトラウマを払拭するナスの味噌汁
▶2014/12/14 タクシーに乗って考えたこと。日本の社会の変質について。
▶2014/3/5 WEBにおいて「書くって、誰にとっての何のため?~
▶2015/04/02 「面白いヤツ」のニーズが高まると、社員の概念が変わる【
▶2014/7/21 資本主義は、全力かつ高速で終わりつつある。
▶2015/09/12 両極端な情報は、一枚のコインの裏表かもね。
▶2015/2/20 自己実現欲求ではなく、愛が人生を動かす。
▶2014/10/19 世の中には二通りの人間がいる。「一流」を見つける者と待ち続ける者だ
▶2014/8/5 「原点」を共有できる仲間。初期衝動が自分の仕事をつくる。
▶2010/11/17 「去勢」という幻想
▶2013/12/10 独立した人が、もう一度独立する瞬間。
▶2013/9/13 遊びのなかで、「目利き力」は育つ。
▶2010/2/23 愛は理解することではないーぐるりのこと
▶2013/9/24 風立ちぬを見て~映画にとって愛とはなにか。
▶2014/8/15 絵画的思想力。フレデリック・バックのアニメがいかにスゴいか考える。
▶2014/8/6 レンブラントの黒。「理解」は頭だけはできない。
▶2014/12/1 レヴィ=ストロースの偉大さとインセスト・タブーの謎について
▶2011/01/03 「ビザンチウムの夜」がヤバすぎるほどハードボイルドでカッコいい。
▶2013/9/2 丹下健三の建築に見る、モダン黎明期の思考。
▶2014/10/18 デザインのパラダイムシフト:続くこと、広がること
▶2014/3/18 アートディレクターは、経営するひとの心象風景に立ち会う。
▶2014/2/19 「粋」なものの見方をしたい ~コンテクスト認識とテクスチャー認識
▶2014/10/19 世の中には二通りの人間がいる。「一流」を見つける者と待ち続ける者だ▶2013/01/13 メタ・デザインスキルを身につけろ!
▶2014/5/5 ドラゴンポールの本質は「学びの継承」にあった!~亀仙人の卓越した教育法
▶2015/1/27 東京DEEPツアーレポート~ホトリニテ宿主をもてなす一泊二日~▶2013/9/13 我が家に猫がやってくる。
▶2015/4/6 【極個人的】山梨に引っ越す5つの理由
▶2014/12/14 振り返ってみれば、海外旅行の経験が今の仕事に生きている
そして、今回の特集を記念して、豪華な推薦人達も登場。
各領域の第一線で活躍する皆さまから、このブログやヒラク君についてのコメントをもらいます。乞うご期待。
私、小野民のセレクト記事はこれ!
それでは最後に、私が選ぶ記事の紹介。
2011年3月27日に書かれた記事です。今読み返すとずいぶん若いし暗いなぁと思うのですが、震災直後にヒラク君のブログの記事たちを読んで「心底共感できる人が、家族以外にも現れた!」と心底安心したのを覚えています。震災後に不安定な気持ちを抱えていた私にとって本音を言い合えるのは家族くらい。有名無名を関わらず、世の中に溢れた言説の何をよりどころにすればいいのか混乱していたときに、ヒラク君のブログと出会えたことで私の暗い心には光明がさしました。震災ブルーだった私の心はずいぶん救われたのでした。
その後、本当に家族になるとは全く予想していませんでしたが、私たちはブログをきっかけに顔見知りから友達になり、パートナーになりました。
特に震災後の不安な気持ちが書かれたこのブログ、4年前の私には希望だったと記憶していますが、「地震が無くたって、このままだと僕の世代の大半は将来のことなんか考えて生きることはできず、子供をつくることなんてできないような状態でした。」とかなりペシミシティック。そこから考えるとずいぶん遠くまできたものです。今ヒラク君が発酵文化人類学を携えて口癖のようにいうのは、「菌を育てるのは自分と違う原理の命を育てることを体験するということで、それはある意味人類のルーツに降りていくような機会」ということ。もちろん厳しい現実も相変わらず見つめてはいるのでしょうが、暮らしや仕事はどこまでもごきげんに、生み出し育てることを見据える姿勢に変化しています。
オススメの記事は、20代後半のヒラク君の中にシビアな想いにあったこと、確かにそのときの彼考え方が私を強く励ましたことを忘れないための、原点の記事です。