2017年の発酵デザイナーは原点回帰、『食文化のデザイン』をテーマに頑張るぞ!
去年は、発酵の概念を拡張して、環境技術や医療などバイオテクノロジー全般に興味を広げて微生物を研究しまくった一年でした。
でね。
分子レベルから微生物の働きを理解することで、改めてまたベーシックな発酵食品の魅力が新鮮に見えるようになってきた。
なので、今年は発酵デザイナーの原点である「食文化のデザイン」にもう一度フォーカスを当てて、発酵食品の魅力を掘り下げていきたいと思っているのだぜ。
2016年は微生物の世界を深めまくりました
2017年の展望を見ていく前に、2016年の振り返り。
▶山梨の家にラボをつくりました
リフォームが一段落した家に、微生物&発酵研究用のラボを手づくりしました。
発酵食品の仕込みはもちろん、菌の観察や培養ができるように。
・最高にDIYでナイスグルーブな発酵デザインラボをつくり始めたよ。バイオの世界はめちゃ楽しい
▶こうじづくり講座がめちゃくちゃバージョンアップ!
2015年1月からスタートした『発酵デザイナーのこうじづくり講座』が二年目を迎え、メソッドが激しくバージョンアップ。素人がこうじを手づくりするための痒いところに手が届くテクニックがほぼほぼ完成の域に達してきました。
さらに今年は定期開催の東京から、関西(大阪・淡路島)、千葉、福岡、山梨、ヨーロッパなど様々な場所で講座を開催し、こうじづくりメソッドを伝授した人はなんと累計約990人に登りました。
・【定期開催】発酵デザイナーのこうじづくり講座 in タイヒバン
この講座の様子が、なんと英語メディアの記事に。こういう英語の情報発信がきっかけとなって…
▶学会デビューは、まさかの海外!
発酵デザイナーとして初めて学会にお呼ばれしてもらいました。しかも舞台はハンガリー、ブダペスト。『発酵デザイナーのこうじづくり講座』と、麹文化のプレゼンテーションをしてきました。予想をはるかに上回る高評価をもらいました。楽しかったー!
・こうじづくり講座@ブダペスト、大成功!ワークショップの様子はこんな感じ
▶greenzでバイオテクノロジーを総合的に学ぶ『発酵デザイン入門講座』を開催
2016年の発酵デザイナーを総決算する仕事は、誰でも簡単に発酵技術から腸内細菌や遺伝子の仕込みまで、バイオテクノロジーの世界に入門できる画期的な総合講座をgreenzの学校にで開催。全国各地から集まった16名のナイスすぎる参加者たちとミクロの世界を探求しまくりました。受講者&greenzスタッフの皆さま、どうもありがとうございました。
・【発酵デザイン入門】暮らしに関わる微生物&バイオテクノロジーの初歩を楽しく学ぼう
顕微鏡操作の基本を学んだり、
野外から捕まえてきた菌を培養したり、
DNAを組み立ててみたり、五感で微生物学を学ぶ濃密な講座でした。
日本各地のコミュニティとの絆を深めました
▶連続トークイベント『アナバナプラス』 @Rethink Fukuoka
福岡の本屋&イベントスペース、Rethink Booksで夏から年末まで5ヶ月連続開催(!)したトークイベントも2016年の大きな仕事でした。きっかけは去年から始まったCOOP男子のリアルイベント化。COOPの理念『協同』をテーマに、九州・沖縄エリアの面白い人たちと愉快な話を繰り広げました。ちなみに上の写真はラスト第五回のゲスト、猟師の千春ちゃんとテキスタイルデザイナーのmakumoちゃん。
第一回のゲストは、COOP男子のプロデューサーでもある、大分県日田の凄腕クリエイティブ・ディレクターの江副さん。
第二回のゲスト、諸国良品(FOUND MUJI)のプロデューサー、間野さんと甑島のケンタさん。
第三回、NPOドネルモの山内さんとジモコロ編集長の柿次郎さん。
第四回、沖縄のデザイン事務所、アイデアにんべんの黒川さんと山梨のアートディレクター、土屋くん。
信じられないことに、前5回毎回お客さん大入りで大盛況!来てくれたみなさまありがとう。
▶COOP男子がWEB連載からリアルへ派生
COOPの仕事は、いよいよWEBからリアルの場へ。
震災復興を進める生協くまもとに行って、組合員の皆さまとコミュニティや子育て、発酵のことをいっぱい話すイベントの機会をもらいました。地元のお母さんたちの本音、すごくリアルだったぜ…!来年もこういう会を持ちたい。
▶新政杜氏&のんびり編集中とトーク『トージコージ!』@秋田なんも大学
秋田のローカルメディア『のんびり』編集長の藤本さんにお呼ばれして、秋田でイベントを開催。今や日本を代表する新世代日本酒の雄、新政の杜氏、古関さんと日本酒と麹文化について「そこまでディープに突っ込むか!」と観客の人が呆れるほどのトークをしてきました。
新政の酒造り、ほんとにチャレンジフルで刺激的でした。また続きやりましょう〜
秋田市内の市民市場で開催。当日は60名以上のお客さんが駆けつけてくれて超満員!打ち上げも盛り上がりすぎてロックバンドのライブ打ち上げみたいになってました。
秋田は来年、もう一ラウンド続きをやるぞ!
▶『岐阜の発酵をデザインする』@メディアコスモス
起業当時からの先輩である、岐阜の蒲勇介さんからお呼ばれして、岐阜でイベントを開催。鮎の熟れ鮨とたまり醤油という「西のガラパゴス発酵」をテーマに、ディープな岐阜の発酵文化を深掘りしまくりました。仲良しの岐阜チームと仕事一緒にできるなんて、ほんとうれしー!
鵜飼匠がつくった鮎の熟れ鮨。素朴かつ天衣無縫の味わい。
イベントは老若男女問わず熱心なお客さんがたくさん来てくれて満員御礼でした。
・岐阜の発酵をデザインする。『うまみの首都』岐阜の発酵文化の魅力に浸かってきました
ちなみに岐阜では、秋田で一緒だった藤本さんも合流。「岐阜最高!」という話で盛り上がりました。
九州続きでもうひとつ。
沖縄のアイデアにんべんの黒川夫妻と一緒に福岡のラジオ番組に出演。
ラジオMCもできる歯科医、中井さんの番組『とびなはれ』で発酵文化について二時間喋り倒してきました。
東北との絆も深まった年でした。
ロフトワークの千晶さんと、メディアジーンの素子さんと鶴岡で合流。慶応大学の先端生命科学研究所の所長、富田勝さんを訪ねた後、羽黒山の山伏、星野先達と「女性の魂のパワー」について鼎談。
鶴岡では今年も木村屋さんにお世話になりました。
一緒にデザインした『だだちゃ豆右衛門』もスマッシュヒット。
今年の僕のお歳暮にさせてもらいました。吉野一家、ありがとうございます!
金沢工業大学からのお誘いで、金沢工業大学のバイオ学科の学生と、金沢工芸大学のデザイン科の学生たちと一緒に、バイオテクノロジーと発酵技術を使ったアイデアソンのコーディネーターを務めました。学生のみんな、頑張れよー!
久々に訪ねた千葉いすみのブラウンズフィールドで、マクロビ料理家のデコさんと対談してきました。星野先達の「女性は魂が強い!」という言を具現化したようなデコさん。本当に元気になった時間でした。ブラウンズフィールドの皆さま、来年ももう一ラウンド(ってこればっかだけど)。
・【中島デコ×小倉ヒラク対談】「気があう」のは「菌が合う」から? | 大人すはだ
仕事と関係なく、友だちと一緒に行きたいところへ行って会いたい人に会う「ミラクル豪族ツアー」も何度か開催。年始、クラシコムの青木さんとgreenzのおのっちさんと山陰を訪ねた旅は2016年のハイライトのひとつ。
島根県石見銀山の群言堂から始まり、広島県尾道の複合施設U2や商店街、鳥取県智頭町にオープンしたてのタルマーリーなどなど、おじさん三人でワイワイ盛り上がりながら楽しく回りました。
実は訪ねる直前に火事で全焼してしまった、岡山県西粟倉村の家具工房、ようび。
僕たちが到着した時は、焼け落ちた廃墟のなかにスツールが一脚だけ残っていました。
復活の願いを込めて、その場でスツールをオーダー。
今や再建前をしのぐ勢いで復活したようびの皆さま、スツール毎日座ってまーす。
山梨の発酵兄妹チームで沖縄にも遊びに行ってきました。
旅のガイドはもちろんアイデアにんべんの黒川夫妻。味噌やパン、豆腐ようや染色などなど、沖縄のディープ発酵文化を堪能しました。写真は宗像堂の裏庭での集合写真。
ジモコロ編集長の柿次郎さんと長野へ愉快な珍道中。長野市からほど近い里山を開墾しまくるセーラさんのもとを訪ねた時の一枚。二人ともいい顔してる〜!
他にも実は色んなところに行っていたのだけど、とりあえずはこのあたりで。
全国各地の皆さま、本当にお世話になりました。感謝!
ヨーロッパにしばらく滞在してきました
2016年、仕事以外で印象に残っていることと言えば、7〜8月にかけてのヨーロッパ滞在。
主な目的は、ブダペストの学会出席と、イギリス・トットネスのシューマッハカレッジでの2週間の超短期留学。シューマッハカレッジでは、今まで僕が仕事をしていくなかで感じた疑問や課題がクリアになる、本当に得難い体験でした。
学長のサティシュさんに授けてもらった言葉がこれからの励みになりそうです。
うかつにもサティシュさんに「いつか先生として僕はここに戻ってきます!」と宣言してしまったので、それが現実になるように頑張るぞ!
・エレガントに、シンプルに。シューマッハカレッジの、学び合うコミュニティのつくりかた
カレッジでも発酵食品を仕込むワークショップをやりました。
イギリスの在来豆で味噌づくり。盛り上がりました(ていうか世界どこ行っても同じことをやっているな、自分)。
合間にロンドンとアムステルダムに立ち寄って、自宅のラボをアップデートするためのノウハウを教えてもらいました。上の写真は、アムステルダムのwaag societyのバイオハックアカデミーのDIYラボ。
東京で一時期いっしょにゲストハウスを運営していたガエル(左)といっしょに、ロンドンのBento Labを訪ねてきました。
もうすぐ我が家に届くであろう、DNA解析キット(去年に完成するはずが遅れている!)。
最先端のテクノロジーを見た後は、東欧のディープゾーンへ。
ポーランドとリトアニアの国境近くの村で、伝統のクラフトと発酵の文化を訪ねました。
高校の同級生、いずみちゃんが主催の伝統テキスタイルを学ぶツアー。
超プリミティブなチーズのつくりかたを教わりました。
たくさんの人と出会って、たくさんのことを感じて、たくさんのことを話した旅でした。
今年もさらにヨーロッパの文化を深掘るぞ!
ホームの山梨に色んな人が遊びに来てくれました
あちこち旅はしていましたが、東京に打ち合わせしに行くのをやめたので、ホームの山梨にいる時間も長い一年でした。
フルーツやワインのシーズンは、色んな人が山梨にたずねてきてくれました。
上の写真はジモコロ編集チーム。
この時の合宿の様子は、ジモコロの記事にまとまりました。
発酵おじさんがキャイキャイはしゃいでいるよ。
・【入門】発酵食品の作り方! パン・納豆・米麹を「家」で仕込んでみた
平野レミさんの食メディア『remy』編集部が我が家に取材に来てくれました。
絵本の推薦文も書いてもらった大好きなレミさん達とご一緒できて嬉しかったー!明日香さんまたワイン飲みに来てくださいねー。
去年に引き続き、テレビにも取材してもらいました。
BS朝日のドキュメンタリー『緑のコトノハ』に、なんと一週間特集してもらいました。
取材してくれたテレビマンユニオンの間宮さんの情熱が印象的でした。テレビパワーすげー!
(ちなみに写真は宮治さんから借りました。ありがとー)
ソトコト編集部と「甲州ワイン特集」を一緒につくりました。
親友の醸造家、若尾くんとこのワイン試飲からスタート。
山梨独特の「和食×ワイン」のローカル文化を文:ヒラク、写真:BEEK土屋くん、編集:P.O.M(ポートランドお洒落娘)橋本さんチームで取材。手前みそですが素敵な記事に仕上がり、この号のソトコトを見て山梨にワイン飲みに来る人が相次ぎました。雑誌パワーすげー!
2016年の年始には、大ファンのスペクテイターの『発酵のひみつ』特集が刊行。
僕は特集のガイド役で、特集全体の企画から関わらせてもらいました。光栄…!
ちなみに春には出版記念イベントで編集長の青野さんと下北B&Bでトークしました。これもとっても面白かった。
そして、2015年秋からスタートした山梨のラジオ番組『発酵兄妹のCOZY TALK』も一周年を迎え、スポンサーにななななんと、日本仕事百貨が!
スポンサー記念で、代表のケンタさんが山梨に来てくれました。ケンタさん、今度は体調万全の時にまたゲストで出て下さーい。ちなみに仕事百貨とラジオ番組のコラボが縁で、転職したり事業が発展したりするミラクルがいくつも起こっています。ラジオの影響力すげー!
2017年も発酵兄妹のラジオ、聴いてね!
さらに!なんと自力でリフォームしたDIY感溢れまくりの我が家に、お洒落雑誌が取材に来てくれました。上の写真はPENの移住特集。ぺ…PENが発酵デザイナーの家を取材するだと…?
こちらは2016年末に刊行されたライフスタイル雑誌、nicethings.の働き方特集。
山のなかに菌を捕まえに行く発酵デザイナーのアヤしい姿も、メディアの編集力を持ってするとお洒落に見えてしまうマジック…!
蔵前の結えるのオーナー、荻野さんと明香さん、そして僕のユニフォームをデザインしてくれているファッションデザイナーenricaの町田さん、絵本のエディトリアルデザインをしてくれている亮子さんたちと一緒にワイン蔵を巡るツアーに出ました。大好きなソレイユワインの前で記念写真。
アメリカ、サンフランシスコのデザイン会社IDEOからプロジェクトの相談にやってきたティム君とエリカさん。二人ともラブリーなキャラでした。2017年は僕をアメリカに呼んでねー。
大学時代の友人で、WEB制作会社を営む村上烈&ナナ夫妻も山梨へ。
酒飲み&食いしん坊の二人にとって山梨は天国。
ナナさん「桃最高〜!」
他にもたくさんのゲストが各地から遊びに来てくれました。みんなまた来てね。
継続は力なり!の一年でした
「今までもらった縁を大事に」と心がけた2016年。今までやってきたことを大事に育てていきました。
▶ワークショップがライフワーク化してきました
発酵デザイナーの原点でもある、手前みそワークショップも今年で8年目。
今年は発酵兄妹(五味醤油の兄妹+ヒラク)の三人で、福岡で手前みそワークショップも開催。九州の人たちとお味噌トークに花が咲きました。
2015年1月に始めた『発酵デザイナーこうじづくり講座』も二年目。
今年も40回近く各地で開催し、二年あわせてもうすぐのべ1,000人にこうじメソッドを伝授したことになります。
繰り返します、1,000人!!!!
▶連載コラムが長期化してきました
同じく2015年からスタートした連載コラム。
ソトコトの『発酵文化人類学』、アマノ食堂の『旅と醸しのお楽しみ』、CO-OP WEB LABOの『COOP男子』。どれも打ち切りになることなく、わりと人気連載に育ったそうです。嬉しいぜ。ちなみに上のイラストは、アマノ食堂で年末に公開した記事。編集部から「逃げ恥をテーマにお願いします!」と頼まれた異色コラムでした。食、関係なくない…?
・一緒のほうが幸せなのに、あえて分けるというエロス。鯛茶漬けは最強の『逃げ恥飯』だ!
▶ラジオ番組が定着してきました。
これも2015年からスタートした、五味醤油の兄妹と一緒にパーソナリティを務めるYBSラジオ『発酵兄妹のCOZY TALK』。おかげさまで二年目を迎え、年末に65回目を迎えました。
2016年だけで20組を超えるゲストを県内外から迎え、ネット放送経由で全国のリスナーに支えてもらっている「ローカルラジオの新世代」と呼んでいいんじゃないでしょうか?
▶醸造仲間たちとの絆もより深く
毎年かぐれ表参道で開催しているトークイベント『COZY TALK』も2016年で五回目を迎えました。ここで出会った醸造家たちとはなんだか親戚のような関係性に。
2017年のテーマは「日本酒」になる予定。
新しいことをやらなかったことで「継続は力なり!」を身にしみて感じた一年でした。
▶3年連続で本を出版しました。発酵DIYの総集編!
ちなみに2016年末に新しい書籍が出版されました。小学生用の夏休み自由研究帳。ほんとは今年に出る予定だったのですが、企画段階でリクエストが多かったらしく、スケジュール前倒しで図書館用のスペシャルエディションが出版されました。2017年の夏前には一般向けエディションが出るんですけど、図書館版もamazonとかで買えるらしいです。今すぐ欲しい!という方はぜひどうぞ。
2017年も継続は力なり!
2017年は原点回帰。「食文化のデザイン」がテーマだ!
最後に今年の展望。
微生物学を根本から勉強しなおして、色んな場所に行って人に会ったことで、発酵文化に対する認識の解像度がめちゃ上がりまくったのが2016年。
基礎体力をつけた上で、今度はもう一度「人間にとって発酵とは何なのか」「食文化とは何なのか」という、発酵デザイナーのルーツに戻りたいと思います。
発酵の道は「スパイラル構造」になっていて、シンプルな事象から出発して、複雑な原理を深掘りし、そしたらシンプルな事象の奥にある深淵な秘密が明らかになる…という螺旋階段を延々と登るプロセスになる。具体的には「甘酒うめー」から出発し「生物とは何か」を問い「やっぱ甘酒うめー」に戻る。
— 小倉ヒラク (@o_hiraku) 2016年12月25日
なんで人間はこんなにも発酵させまくりたいのか?
なんで人間はこんなにもお味噌やチーズやお酒が好きなのか?
なんで人間はこんなにも微生物の力を文化に取り入れてきたのか?
その謎のひみつを探しに行くのが、2017年のテーマになります。
人間の暮らしのおおもとである「食文化のデザイン」。 改めて発酵食の奥深さを表現していく年にしたいぜ。
マガジンハウスのWEBマガジン、COLOCALの取材で宣言したとおり「ブームからムーブメント」へ。舞台を世界各地へとジャンプアップして、微生物の世界の水先案内人としてよりいっそう頑張りたいと思います。
・ブームからムーブメントへ。 発酵デザイナーがデザインする社会
それでは今年も醸しまくるぜー!皆さま今年も発酵デザイナー小倉ヒラクをどうぞよろしくね。
【予告】具体的なプロジェクトは、今年の2月くらいからスタート予定。ソトコト連載のスピンアウトで日本各地の発酵文化を掘りまくるスペシャル企画が始まります。