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発酵食は、免疫ご飯。

こんばんはー、ヒラクです。

先週は珍しく外食が続きまして、吹き出物ができました。
一応、ある程度ちゃんとしたところで食べていたつもりなんだけど、ダメでしたね。

たぶんね、外で食べるご飯って自分用にカスタマイズされてないんですよ。栄養が。
「バランスの取れた食事」というのは一般論であって、一人ひとりの「バランス」の定義はそれぞれ違う。なので、自炊するときは無意識化におのれの身体が欲しているものをつくることになる(主婦が長生きする、という風説はここらへんを根拠にしているのだろうな)。

さて。ではヒラクが弱った時に欲する食べ物とは何か。

それはね、味噌と酒粕とお漬物なのですよ(出たな発酵マニア!)。

これをもう少し分解して言えば、麹菌と酵母菌と乳酸菌です。味噌は麹菌のカタマリであり、グルタミン酸(味の素の「うまみ」ね)を補給できる。

酒粕はアルコールの搾りかすなので、酵母菌が作り出すたくさんの栄養素(ビタミンとかコラーゲンとか)を摂れるし、さらにヒラクが常食しているのは玄米酒粕なので、ミネラル分もスゴい。

そして食べた瞬間「きたー!」となるのはなんといってもお漬物だね。

特にぬか漬け。ここには大量の「植物性」乳酸菌が入っている。乳酸菌といえばヨーグルトですが、これは「動物性」乳酸菌。乳糖不耐性(牛乳飲むとお腹こわす)の日本人の体質にとって、植物性乳酸菌のほうが「腸に良い」わけです。

「具体的にどう良いか簡潔に説明したまえ」
「乳酸菌は胃酸で溶かされずに腸まで到達し、そこで腸に住む細菌を刺激します」
「それの何がスゴいというのだね」
「体内の免疫は、その腸に住む細菌がつくります」
「ということはつまり、乳酸菌で免疫力がつくということかね」
「ざっくり言えばそういうことです」

僕は生まれて即黄疸で入院したこともあって、宿命的に免疫力が弱い。

なので、日々の生活で免疫力をつけるようなものを重点的に取らないと、いくら「栄養バランスが取れた食事」をしても、免疫力が下がって吹き出物ができるは、朝起きられなくなるは、喘息が発症するはで大変なことになる。

なので、外食が続いた後の自炊は、納豆とめかぶと梅干しの玄米に、豆腐やじゃがいもを入れた粕汁、そしてぬか漬け、みたいなのが超絶望ましい。

言うたら「ご飯と味噌汁と漬け物」な質素なメニューに見えますが、そこにはとんでもない量の発酵菌と、菌のつくる栄養素が入っているのです。

これからこういう食事を「免疫ご飯」と呼ぶことにしよう。

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