作者が描いた世界が滅ぼされる快楽。ミシェル・ウェルベック『滅びる』
ミシェル・ウェルベックの新作小説を読んだ。 ウェルベックの世界はフランス特有の意地の悪さ、もっと言うと「世をあきらめているくせに妙に粘着質になってしまう諦念」みたいなフィーリングが凝縮されていて、フランスにいた頃の懐かしい気持ち…【続きを読む】
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2023年はこれまでの人生で一番(もう言い切ってしまおう)苦しい年でした。 しかし途中で折れることも力尽きることもなく、年末まで生き延びた。四方八方から全く異なる苦しみにされた一年を振り返ります。 前半:心の火力が…【続きを読む】
40歳になりました。 ちょうど10年ほど前に本格的に発酵の仕事を始め、30代はずいぶん賑やかな10年間でした。 トピックスをいくつか分けて振り返ってみます。 発酵デザイナーになりました 2011年に公開したアニメ『てま…【続きを読む】