『発酵文化人類学』のデザインの舞台裏。装丁と造本はBAUMが手がけるよ!
ソトコト連載『発酵文化人類学』の書籍の制作舞台裏をちょっと公開するぜ。
本の内容は決まった。とすると次はデザインだよね。装丁と造本のデザイン。発酵デザイナーたるもの、いままでになかったようなニューウェーブかつラブリーなデザインが必須…!
…と考えていて思い浮かんだのが、BAUMの宇田川さん。
前に友人を介して会った時に、はじめましての場で一方的に趣味の発酵の話をしてしまって「絶対嫌われたわ―」と思っていたら、後日「僕も酵母育て始めました!」と連絡が。
なんて懐の深い漢(おとこ)なんだ…!そしてデザインもイケてる…!
様々な領域を横断してナイスなデザインをつくっているBAUMの世界観。
ということで、書籍編集チームと一緒にBAUMに相談にいきました。
(ちなみにオフィスも味のある感じで居心地良かったぜ…!)
ヒラク「…ということで、発酵と文化人類学がミックスした感じの『発酵カルチャー本』になるわけなんだけど」
宇田川さん「なるほどね〜。僕、よくアメリカのポートランドで仕事するんだけど、ポートランドの人たちも好きそうな内容だね」
橋本さん(編集担当。ポートランド好き、というか留学してた)「え〜それいいですね!ポートランドっぽい感じにしましょうよ!ヒップでチルな感じにしたいで〜す!」
ヒラク(アメリカ行ったことない)「おお!二人にそんな共通点が!じゃあ、ポートランド的にヒップなデザインで行きましょう。オシャレ発酵好きがグッとくるデザイン!」
宇田川さん「そうですね〜。ちょっと倉庫にモノ取りに行ってもいいですか?」
おもむろにポートランドの食品パッケージをいっぱい出してくる宇田川さん。
宇田川さん「ポートランドで売ってる発酵食品のような本のデザインなんてどう?」
橋本さん「それいい!新しい!でもポートランド好きのワタシとしては、いわゆるオシャレデザインじゃなくて、自然食品店で売ってる土臭い感じのデザインがいいです〜!」
ヒラク「僕はその詳細わからないんだけど、イケてる感じがするよ!」
超盛り上がる橋本さん。ちなみに以前僕に「P.O.M(ポートランドオシャレ娘)」というニックネームを付けられました。
ヒラク「僕のなかでのアメリカ西海岸カルチャーといえば、やっぱり『Whole Earth Catalog』。サイエンスとデザインとDIYカルチャーがごちゃ混ぜになったあのスタイルは、今回の本に似ているところもあるんだよね」
宇田川さん「それもいいですね〜。じゃあWhole Earth Catalogの隣に置いても違和感ないデザインってのはどう?パーマカルチャーやっている人もDIY大好きなギークも好きになれるオルタナティブ感あるデザインも、新鮮な感じでいいかも」
橋本さん「それもすっごくイメージ湧きます!ヒラクさんが特集のガイドやってた雑誌spectatorの『発酵のひみつ』の装丁もすごくカッコ良かったですし、グラフィック的にクールで目立つデザインなんて良さそうですね」
(いや〜、これどう考えてもフツーの発酵本のデザインにならないわ。でも内容もフツーの発酵本じゃないし、まいっか。ポートランドオシャレ娘も盛り上がってるし)
『発酵文化人類学』のデザインチーム。BAUMの皆さま、どうぞよろしくお願いしまーす!
「ポートランドの発酵食品のようなデザイン」or「オルタナカルチャー誌のようなデザイン」
さていったいどのようなデザインが出てくるのでしょうか?
それでは来週、上がってきた2つのデザイン案を皆さまに公開しまーす!
「えっ、なんで作り途中のデザイン案を見せちゃうの?」
それはもちろん『発酵文化人類学』を応援してくれている皆さまにどっちがナイスか決めてもらいたいからさ。ブログとSNS上で投票のよびかけをしますので、ぜひ参加してね!
See you next…!
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