ヒマが大事だ!というツイートをブログにまとめておきます(←自分に言い聞かせるためにも)。
ここ半年くらい意識的に頑張ってきたのが「ヒマになる」ことで、それは何のためかというと「ふだん後回しにするような知識を学ぶ」ことと「はじめて知った知識の意味を宙に浮かせておく」ため。忙しいと、自分がすでに知っている知識を補強して、それをすぐに仕事に役立てようとする。それで詰む。
「情報を入れる→仕事としてアウトプット」のサイクルを高速化させると、わかりやすく結果が出るので「なんかオレ頑張ってるなあ」と思うんだけど、それって「車輪の上のハツカネズミの努力」であって。ハツカネズミが進化するためには一度車輪を止めて「何やってんだオレ?」と問いかける必要がある。
「未知すぎて意味わからんこと」を知ると、腑に落ちるまで時間がかかる。その時に「わかるように頑張って考える」という方法論は無意味で、とりあえずいったん宙に浮かせとくことが必要。この「いったん」は本人にとってものすごく重要なのだが、はたから見ると「ぼんやりしてるヒマなひと」なんだね。
自分の思考は基本的にめちゃビジネスオリエンテッドなので放っとくとすぐに「効率化・高速化」をしようとする。だけどその発想自体が僕の進化をジャマしている(あとオワコン化を促進している)。まずその事を自覚するために、ヒマになる必要があった。ヒマほんと大事。はやくヒマ界に本格参入したい。
誰よりも速いハツカネズミよりも、誰よりも自由なハツカネズミに僕はなりたい。そのためには「車輪を降りる」ということが必要だ。しかしもっと重要なのは、僕はそもそも「ハツカネズミよりも菌になりたい」ということだ。
— 小倉ヒラク (@o_hiraku) 2016年8月3日
・僕は山に篭って菌になります。発酵デザイナーより大事なお知らせ