33歳は脇目もふらず、深める年だ!

誕生日はこうじづくり講座でした。会場のタイヒバンからこうじのうたのイラストを模したお菓子をもらいました。うれしー!

33歳の誕生日を迎えました。

去年のテーマは「旅」と「進化」でしたが、わりと達成できたような気がします。

(国内海外含めあちこち研究して回って、ただのデザイナーから研究者になった)

・32歳は、進化と旅がテーマだ!

で、今年のテーマは何にするか。

「脇目もふらず、深める」という年にしたいと思います。

いままで、毎年のように新しい取り組みをしてきましたが、今年は新しいことはやりません。

ここ数年間取り込んできたことの質を深く深く掘り下げていく年にしたいと思います。

「色んな丘を登る」という人生ではなく、「誰も登ったことのない山に一生をかけて登る」という人生にするために、今年はとにかくノイズを消してひたすら研究に取り組む一年だと思っています。そのためには、アイデアを出したりチャレンジをすることではなく、とにかく目の前にある課題をひたすらクリアしていくことに注力しようかなと。

ということで、年始の「新規のプロジェクト&イベント出演はやりません宣言」を年内いっぱいまで延期して、研究に精を出したいと思います(今までに約束したプロジェクトはちゃんとやりますのでご心配なく)。

・僕は山に篭って菌になります。発酵デザイナーより大事なお知らせ

さらに。

来月6月後半からしばらくヨーロッパに渡ってさらなるスケールアップをするための修行をしてきます。COOP男子でも取り上げたイギリス東部の小さな町、トットネスにあるシューマッハカレッジに一ヶ月弱弟子入りして、今までやってきたアートディレクターとしての方法論にも磨きをかけたいと思っています。

もっと先にある人生のピークを目指して、学びを深める一年を過ごす。

発酵デザイナーの世界を極める道は、長く険しく、そして愉快な道のりなのだぜ。

誕生日のお祝いメッセージを送ってくれたみなさま、ほんとにありがとう。

今年もギア全開で過ごすぜ!

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小倉 ヒラク

発酵デザイナー。1983年、東京都生まれ。 「見えない発酵菌の働きを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちとプロジェクトを展開。下北沢「発酵デパートメント」オーナー。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』など多数。