東京DEEPツアーレポート〜ホトリニテ宿主をもてなす一泊二日〜

▶︎ 読みもの,

(身内限定でしか面白くないので、そのあたりご了承のうえお読み下さい。)

そもそものきっかけ

僕の定宿(30泊以上はしている)である、山中湖の「ホトリニテ」宿主の高村直喜くん。
去年8月、会社をやめて不安のどん底にあるヒラクを山中湖に呼んで手厚くもてなしてくれました。

140801_0705~012014年8月に開催された「富士DEEPツアー」の様子

その御礼に、今度は「東京観光をDEEPリミックスしてみよう」ということで、Book Pick Orchestraの川上さんと一緒に企画したのがこの「東京DEEPツアー」でした。

テーマは「王道のリミックス」。
選んだエリアは、主に六本木と浅草。観光客がまず目指すこの場所をあえてもう一度楽しんでみようという趣旨ですね(←僕東京生まれなので、一度やってみたかった)。

1日目。DEEP六本木〜DEEP寿司

前口上はこれぐらいにして。
旅のレポートなので写真をどんどん並べていきまーす。

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旅のスタートは、都営大江戸線六本木駅。東京で一番深い(地下43m)場所です(←物理的にDEEP)。

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昼食は、六本木ヒルズ52Fの「MADO LOUNGE」。DEEPな場所からHIGHな場所へ。
平日昼間のラウンジには、品の良さそうな婦人たちと、堅気に見えないスーツに身を包んだお兄さんたちでいっぱい。

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「まあ僕も生まれは貴族ですから」と余裕の笑みを浮かべる川上氏。

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展望台付近ではピクシブの展示会。
セクシャルな美少女の洪水を見ると敬虔な気持ちになります。超高齢社会に入る日本において美少女は、中世日本における「龍」とか「麒麟」のような「幻想のアイコン」に限りなく近づき、アイコンとして記号化されるからこそ現実に存在していなくてもそのDNAを継承できるという、『日本人特有の文化伝承』のモードが発動しているわけですね(←そのうちブログに書く)。

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友人の森美術館キュレーターチームに会いに、「リー・ミンウェイとその関係展」へ。
一輪の花を手に満足気な三十代男子。

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『ソニック・ブロッサム』というインスタレーション。
1 on 1 オペラでもてなされる宿主(前方のマント着たひとはオペラ歌手)。

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場所を移してミッドタウンへ。
グッドデザイン賞でお世話になった日本デザイン振興会を訪ねたら、事務局の佐々木さんから面白いプロジェクトのオファーがありました。

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ファションデザイナー、nibrollの矢内原さんと久々の再会。すごい偶然!

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デザイン振興会のうえにある、スルガ銀行のラウンジ「D-labo」。
僕のなかで「今いちばん攻めてる金融機関」のナイスなライブラリースペース。

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銀座へ移動。川上さんの友人が運営しているコワーキングスペース「the SNACK」へ。
なんだこの秘密基地みたいなアヤシい雰囲気は!

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事務局のキャプテンと記念撮影。銀座で一味ちがうノマドワークをしたい人はどうぞ。

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ディナーは江戸川橋の完全紹介制寿司屋「酢飯屋」。
tontonの葉山さんから紹介してもらってからすっかりファンに。

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一貫づつに込められたストーリーを、店主の岡田さんに語ってもらいました。
日本の寿司界の未来は、彼の肩にかかっている…!IMG_20141112_230047

夕飯には、仲良しのメンバーが集まってくれました。「酢飯屋に行きたい!」という方は、ヒラクにご一報くださいませ。

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もう一度六本木に戻って、「アイハウス」へ到着。
今夜はここに泊まりまーす。

2日目。DEEP浅草〜DEEP離宮

「アイハウス」は、国際文化会館に付属したホテル。1952年竣工。
前川國男、坂倉準三、吉村順三という戦後日本のモダン建築イノベーターの巨匠による共同設計。か…かっこいいぜ。

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快晴のなか、向かうは浅草。

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朝イチの浅草寺。出店オープン前の風情は、アジアのマーケットみたいな味わい。

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境内からの眺め。浅草寺って、日本の寺の「侘び寂び感」が皆無。中国のゴージャスな禅寺みたいだぜ。

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目的地は、浅草観音温泉。
ミニ甲子園みたいなツタだらけの建物の内部は、AKIRAもビックリのSF廃墟が広がっていたッ!「核戦争で滅びた世界にあらわれた竜宮城」という謎のキャッチコピーが思い浮かぶぜ。

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ちなみにホンモノの廃墟じゃなくてちゃんと温泉です。ドット絵風のタイル人魚に照れ笑い。

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風呂あがりは、路上でラーメン&ビール。「富士山DEEPツアー」を同行した本間さんと、ヒラクが長らくアドバイザーを務める美学校の番頭、皆藤くん(←浅草生まれ)も合流。

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「新しい餃子のタレの作りかた、知ってますか?」
大量の酢と胡椒を混ぜあわせる餃子ペーストのレクチャーを始める本間さん。今度タモリ倶楽部に出たらどうでしょうか。

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浅草の路地。写真に撮ってみると清く正しいアジアの風情がありますね。
良いですな〜。皆藤くん、ガイドありがとう!

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フィリップ・スタルク最大の問題作、ASAHIアートスクエア。
かつては未来都市に見えたであろう風景も、いまやどことなくレトロに見えます。向こうに見えるスカイツリーも、できたそばから「なつかし感」のあるフォルムですね。

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お日柄もよく、遊覧船に乗ります。大正ロマンな船内。

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地上からは見えない橋の名前やスペックを見るのが楽しい(かつてお江戸は世界有数の水上交通発達しなくりシティでした)。

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船からおりると、桂離宮の森へ。

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東京は、都市のあちこちにこういう空白があって面白い。

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中洲の茶屋でゴール!
いや〜、楽しかったね〜。

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おかえりニャ。遊んでニャ。

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