自称はしてみるもんだね。

今日はヒラクの古巣あきゅらいず美養品のスペシャル冊子の入稿日。早朝から頑張ってなんとか終了。今回はスーパーなアートディレクターみどりさんを助っ人にデザインしたので、ステキな仕上がりになりそうで楽しみ?。

さて。

facebookでも告知しましたが、今月24日から世田谷ものづくり学校の自由大学で、「手前味噌学」開講いたします。味噌をテーマに、発酵醸造学の概要と日本の郷土食文化、さらに実技で味噌や美味しいお味噌汁の作り方まで身につくという超高密度の5コマ。

そして、シークレット情報ですが(ブログに公開しちゃうけどね)、12/1の回は味噌界のプリンスこと、五味の若旦那とその妹の「発酵兄弟」がゲスト出演。

12/10の回は、「ご飯同盟」の料理担当のしらいのりこさんをゲストに最高の味噌汁をつくる教室が行われる予定です。

興味ある方、ぜひお早めに申し込みどうぞ(続々と申込が入っている様子ですよ)。

いや、しかし面白いものですね。

僕、独立する時に、半分冗談で「デザイナーのフリした学者」と自称の肩書きを付けました。「リサーチする」「情報を体系化する」ための方法論としてのデザイン、という自分の理想を込めての自称なんですけど、そもそも「何の領域の学者なんだよ」とか「博士号見せろ」てな話じゃないですか。

なもんで、そろそろこの看板外そうと思っていたんですよ。

そしたら舞い込んできたお話しがなんと発酵醸造学。(←文化人類学でもデザインでもないとこがミソですよ)

「学者」と名乗るんだったらそのフィールドは何ぞや?という問いに対しての、斜め上すぎる答え。全然裏付けなくてもとりあえず「名乗ってみる」というのもアリですね。

年明けには本も出るし、ちょうど良い機会だからまた改めて食にまつわるのアレコレをおさらいし直そうっと。

超ミクロな微生物たちが織りなす発酵の宇宙、いくら学んでも飽きないんだよね?。

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小倉 ヒラク

発酵デザイナー。1983年、東京都生まれ。 「見えない発酵菌の働きを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちとプロジェクトを展開。下北沢「発酵デパートメント」オーナー。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』など多数。