最初の仕事は「遊ぶ」こと。

最初の仕事は「遊ぶ」こと。

こんばんは、ヒラクです。

前回のエントリー、【退社のお知らせ】また個人に戻ります。 たくさんの連絡、お気遣いどうもありがとうございます。涙が出るくらいうれしいことでした。

先週++を退任してからは、甲府の五味醤油に遊びにいったり、山中湖ホトリニテにて「富士山DEEP旅」を堪能したり、新橋で親友のアサダワタルくんとよもやま話をしながら、これからの自分の来し方を考えていました。

五味一家やホトリニテの宿主ナオくん、アサダくん達と話しているウチに、思えばここ1年くらいずっと、仕事で旅はしながらもどこかで「なにかタスクをこなさなければいけない」と気忙しくなっていたんだなと実感しました。

「何かをしなければいけない」という思いにとらわれると、出会う人や景色を楽しむことができずに「この体験はなにかの役に立つのだろうか」とソロバンをはじいてしまう。いつの間にやら「心の底から遊ぶ」ということから遠ざかってしまっていたんだな。

つまり、忙しくしすぎたわけだ。

まああれだな。これから僕に必要なリハビリは「遊びかたを思い出す」ということかもね。とことんまで遊ぶことから、自分の仕事が生まれてきたりするんだ。

遊びのなかで、「目利き力」は育つ。

 

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小倉 ヒラク

発酵デザイナー。1983年、東京都生まれ。 「見えない発酵菌の働きを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちとプロジェクトを展開。下北沢「発酵デパートメント」オーナー。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』など多数。