今ある仕事を大事にするには?仕事量のマネージメントで超悩む
一週間ぶりのブログ。
あんまり「忙しい」と言いたくないが、最近は本当に忙しい。
この忙しさはもはや「事故一歩手前」で、これ以上仕事が増えると必ず何かしらの案件で「時間がなくて大事なことを忘れる」か「体調を崩した」で事故る。
そうすると、僕も一緒に仕事している人も困る。
そしてブログも書けない。
「じゃあ別に書かなくていいじゃんか」という突っ込みもありそうだが、それもまた危険なのであるよ。ヒラクにとってブログを書くとは、「素振り」のようなものであって、常日頃から思考のキレがなまらないようにする訓練。なので、この訓練を欠かしたまま重要な話し合いや決断をすると「致命的な間違い」を犯してしまう。
例えて言えば、包丁研ぎをサボる和食の料理家、あるいはロンドの練習をしないバルセロナのようなものだ(←この例えはわかりにくいか)。
ということで、僕は二重の意味で「危機的な状態」にいることになる。
ではどうしなければいけないかというと「仕事量のマネージメント」を考えなおさなければいけない。
仕事量を増やすためのマネージメントは、厳密にいうと二つしかない。
・仕事のやり方をスピードアップさせる
・組織化する
のどちらかだ。しかし前者はもう頭打ちな気配が濃厚。元々仕事は速いほうだけど、ここ数年でさらに要領は良くなった(多分)。昔よくワナにはまっていた「全部自分でフィニッシュしてしまう」というのも、他の人にデザインをお願いしたりして無駄な労力はかけなくなった。頑張ればもう少し良くなるかもしれないが、せいぜい2,30%ぐらいよくなるぐらいで、2倍になるとかではない。
なので根本的な解決にはならない。
では後者はどうかというと、これもしばらくはやらない予定。組織の経営はそれだけで大変なので、せっかく独立して農大に研究しにいった意味がなくなる。
ということで導き出される結論は単純で「これ以上仕事を増やさない」ということになる。
少なくとも数ヶ月間は「今やると決めている仕事」以外はもうやらないことにするよ(それはつまり今やると決めている仕事を大事にしたいからということでもある)。
しかしだな。
僕のとこに仕事を依頼してくれる人は「便利なデザイナーいないかな」ではなく「自分の代でこの産業を潰してはいけない」とか「なんとかしてこの土地の歴史と生態系を守らなければいけない」というように大変志のある人が多いので、無下に断るわけにもいかない。
そこでここから必要になるのは「仕事を横流しできるアライアンス」なのであるよ。
「いやあ、あっしはどうも時間が無いんですけどね、いいコがいるんですよ、旦那」ということをしたいなと思っているのよ。
そして僕は法外な斡旋料を懐におさめ、不労所得で稼いだ左うちわで、イビザ島のカフェ・デル・マールの浜辺でシャンパン飲みながら「死ぬまでに見たい!最高のビーチサンセット10選」というブログを書いて暮らす予定なのです。
(…というのは冗談として、本当にどうしたもんかと思っているので良いアイデア持っている人、相談させてください)
【追記】事故りそう!と言っていたら本当に事故ってしまった。といっても仕事ではなく車で。僕の家の車庫は急な坂道をバックしながら入れるのだが、何度も切り返しをしているうちにブレーキがきかなくなってそのまま後退。このままだと崖から落ちて死ぬ!と焦ったときに「坂道でブレーキが効かなくなった時の最終手段としてハンドルを切って路肩にぶつけて止める」という教習所の豆知識を思い出し実行。生け垣にぶつかって車は無事止まったものの後ろのバンパーがワイルドなことに。でもとりあえず死ななかったし、他人のものを壊したりしなかったので良かった。これは「仕事の事故」とか「生死に関わる事故」を予防するためのお守りだと思って感謝することにする。怖かったよう(>_<)