工作室、2011年の振り返り 【その1:ひと】

こんばんは。年の瀬の夜、年賀状を書き終え、今年を振り返っているヒラク@工作室。

思い返せばものすごい量のプロジェクトを駆け抜けた2011年、いくつかの切り口で一年をダイジェストしていきたいと思います。



旅する工作室?ノマドデザインと日本各地の同志との出会い?


2011年のスタートは、「旅をしながらデザインをする」というノマド仕事術の実験でした。

mac book airを駆使しながら、行く先々でデザインを作るという、事務所環境に縛られやすいデザインの仕事を拡張しようという挑戦は、デザインのプロセスに即興性を+して、さらに様々な土地の素晴らしい人達との出会いをもたらしてくれました。



オルガンの蒲さん



茶番ギャルドの二人



ホトリニテのナオくん



ご存知五味醤油一家(ナオくんは婿入り笑)



沖縄ツアーにて BOZZOと大久保母子とともに



板倉エキスパートの次世代大工、マイケルさん



秋田の温泉アートフェスにて。なぜか東京の最先端のアーティストたちと出会う。



宮城のカリスマ田んぼの先生、岩渕さん



たゆたうのあっこちゃん、ヒロちゃん



富士宮のユニークな林業家、大西さん



ジョブスさん、どうもありがとう。あなたのおかげで旅に出られました。



まちに開かれたデザイン室?多摩の地ではたらく?


そして下半期からは、僕の生まれた場所である、多摩のまちでの仕事も増えて行きました。

都心からどんどん遠のき、ご近所と遠く離れた場所を行ったり来たりする、「脱中心」の仕事スタイルに挑戦してみたかったのです。建築家や編集者、デザイナーやアーティスト、実はたくさんのクリエイティブな人達が住んでいるこの土地で、独自の文化を作っていくのが、来年の工作室の目標になりそうな予感です。



はじまりはこの人との出会いから。工作室の上の階の建築家、黒岩さん



偶然の出会いから++セッションを立ち上げるまでに。編集者の安田さん



小金井の雨デモ風デモハウスプロジェクトの仲間たち



お母さんの郷土食「母めし」のプロデューサー、大久保さん



古民家再生にセンスの光る建築チーム、WAKUWORKS



多摩の森の番人、沖倉さん

こんな素敵な人達と出会いながら、「自転車圏で完結するクリエイティブ業」が、ここ西東京のまちの外れで成立しつつあります(笑)

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小倉 ヒラク

発酵デザイナー。1983年、東京都生まれ。 「見えない発酵菌の働きを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちとプロジェクトを展開。下北沢「発酵デパートメント」オーナー。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』など多数。