吉祥寺街歩きの会 ☆後編!☆

井の頭公園を北上していくと、中央線/井の頭戦吉祥寺駅。

「住みたい街No.1」と言われている、住んで良し、遊んで良しのバラエティ豊かな街です。



まず向かうのは、最近開発目覚ましい「東急裏エリア」。

友達のフランス人いわく、「パリ+スカンジナビア+上野÷3」という笑

昔からの商店街と、東急東横線的なお洒落さがミックスされた注目エリア。



東急裏、スタバとGAPのあいだの大広場。

今から十年前、玉川上水近くの画塾に通っていたヒラク、学校が終わるとここにたむろしていた記憶があります。その頃は、スタバやGAPなんかですら「なんかシャレてる!」と感じたものですが、最近は大手だけでなく、個性派の個人商店が次々に開店して、まるでありし日のキャットストリートのよう。



北欧アンティークの雑貨や食器を扱うお店。



一方でこんな可愛らしい和なお店も。ちなみにオーナーはフランス人のステファンさん。



ここも家具屋さん。うーん、確かにパリっぽい。サントノレ通りかサンジェルマンデプレか。



小道をひょいっと入ると、小人の本屋さん。



うーん。味ですねえ。

ちなみこの店の横には「シャルロット」という店があり、1960年代に大流

行をした「ENNY」の「シモキタ・マンボ」、なんとデッドストックが売られていました。ユリカさんが発見して大興奮。



ロックな銭湯。弁天湯。風呂ロックというイベントやってます。電気風呂の強さは都内随一。

行く行く店でショッピングに走る街歩きメンバーたち。

当初の主旨はどこへ?(笑)

さて。エリアを変えて今度は駅前エリアへ。

このあたりは地元の人の生活の場となる繁華街。



シンボルはなんといっても、戦後の闇市の面影を残すハモニカ横町。

かつては新宿以西最大のマーケットだったそう。







アメ横さながらのかけ声が飛び交います。



楽しいですねえ。

今度よければ一緒に飲みにいきましょう。

アーケード街、サンモールを進んでいくと、老舗映画館。



嗚呼ヒラク青春の日々。ブレードランナーもゴダールもここで見た。

今は爆音映画祭という、ライブハウスのような大音量を使った企画上映が面白いですよ。



ザ・吉祥寺な風景。奥にぼやけて見えるのは、旅人食堂。

さあ、この道を右に曲がると、旧近鉄デパート裏に広がる歓楽街。



飲食店、ラブホテル、スナック、風俗店が密集。このエリアは猥雑で何だか中央線っぽい。

これを巨大にすると中野のサンロード脇になるのでしょうか。

さて、そんないかがわしい場所にオープンした吉祥寺シアター。

なかなか当世風の建築。劇場と練習スタジオがセットになっております。



「歓楽街の浄化政策かもしれない」とメンバーの鋭い分析が。

でも、演劇はもともと「河原乞食」のもの。劇場と悪場所は相性良いのです。



シアターから見上げるラブホテル「ニューヨーク」の自由の女神。

こういう取り合わせが街歩きの醍醐味です。

さて、この後打ち上げに突入し、深夜まで盛り上がったのでした!



4時間に及ぶハードな街歩き、どうもおつかれさまでした。

僕の感想は、次回に詳しくお伝えいたします。

それでは、おやすみなさ~い☆

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小倉 ヒラク

発酵デザイナー。1983年、東京都生まれ。 「見えない発酵菌の働きを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちとプロジェクトを展開。下北沢「発酵デパートメント」オーナー。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』など多数。