酒サムライの叙任賜ります

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酒蔵の友人に連絡をもらって「えっ、僕でいいの?」とビックリ。僕は日本酒というよりは調味料はじめ発酵食品全般が専門なのですが、日本酒は愛してやまない大事な存在。ドキドキしつつも謹んでお受けすることにしました。

発酵デパートメントには酒サムライの創設に関わった平出淑恵さんはじめ、歴代酒サムライや酒造関係者もたくさん遊びに来てくれていて、尊敬するみんなのためにもより一層日本の酒の素晴らしさを伝えていきたいと思った次第です。

ここ最近逆風にさらされているお酒。確かに飲みすぎると健康に良くないし、全方位の飲みの場のしきたりが敬遠されたりと全本位に素晴らしい!と言いにくい時勢かもしれませんが…

でも。でもね。
日本酒をつくる蔵を訪ねてみると、地域の農業の未来を真剣に考えたり、森や川を保全して生態系を守っていたり、地域でがんばる若い人たちを応援したり、酒づくりを通して土地の過去と現在、未来をつなぐ存在であることがわかります。

酒蔵はその土地の、文化や経済、信仰や共同体の守り神として何百年間も日本各地の歴史を支えてきた存在なのです。

そういう表には見えない貢献を踏まえたうえで、お酒を見直してみようじゃありませんか。

日本のお酒はおそらくその歴史が始まって以来、嗜好品として最も高いレベルに達しているのではないかと思います。地域ごとに、蔵ことに様々な工夫があり、僕の親世代の純米酒ブームの時からさらに美味しさの多様性が豊かになっています。
その土地の水や土と向き合うなかで生まれてくる美意識に、僕はたくさんのことを教えてもらいました。

日本酒の文化は素晴らしい。僕は日本酒が大好き。日本酒をつくる人や場所も大好き。この大好きな文化を世界中の友人たちとシェアしたいなと思います。
改めて素晴らしい機会をいただいたことに感謝しています。

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