駆け出し社会人がカラダ壊して発酵と出会ったお話
こないだfacebookでつぶやいたことを改めてブログにまとめておきます。
社会人駆け出しの時に身体を壊したことと、発酵との出会いについて。
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今週前半は一日中体調不良で寝込んでいました。
考えてみればここ最近は日本全国移動が多く、その合間に微生物の研究も忙しく、デザインの仕事や新著の入稿やら原稿の〆切やらでずいぶん疲れていたのだなと。
大学卒業後にブラブラ遊んでいたところから一念発起してデザイナーになった頃のこと。「どれだけやっても終わらないほど仕事がある」というのが嬉しくて、夜遅くまで働いて、その後夜遅くまで友だちと遊んで…というのを繰り返していたら、ある朝「あれっ?カラダが動かないぞ」というゾンビ状態になっていました。
歩いていると目眩がして倒れるし、雨が降ったり風が強いと耳鳴りがヒドい。全身に血が回っている感じがしないし、何を食べても美味しくないし、アタマも全然回らない。そのうち小さな頃の持病だった喘息やアトピーがぶり返して、咳のしすぎで夜眠れないし、首や関節の皮膚が乾いてボロボロ。
そんな頃に出会ったのが、発酵兄妹の妹こと五味洋子ちゃんと、その師匠である発酵学者の小泉武夫センセイ。小泉センセイは僕の顔を見るなり。
「お前ッ…さては免疫不全だな。味噌汁飲め!納豆と漬物食え!」
と猛烈プッシュ。
で、それを実行してみたところ、あら不思議、だんだんと朝の低体温&低血圧がなくなり、それとともに喘息もアトピーをおさまっていったのでした。これが僕が発酵デザイナーへの道に踏み出すことになった最初のきっかけ。
体調壊して寝込むたびに、その頃のことを思い出して「よし、起きたら発酵食品食べるぞ!」と発酵愛が再燃するのでした。起き抜けいくらゾンビのようでも、お味噌汁飲むと身体が温まって「よし、今日もなんとかサバイブしたるで」とやる気が出てくるし、前の日に飲んで身体に残っているアルコールも心なしか揮発していくような感じがします(←宿酔いのときは味噌汁ぐらいじゃどうにもならないけどさ)。
ということで、全国の免弱男子の皆様、朝ご飯は発酵尽くしでキメましょう。