ホトリニテ宿主をもてなすツアー。

山中湖から東京に遊びにくるナオくんをもてなす「ホトリニテ宿主をもてなすツアー」にあそびに行って来ました。

かぐれの敦子さんや、book pick orchestraの川上さんら「平成に突如蘇生した文化人」を水先案内人に、都内のホットスポットを巡るスペシャルツアー。渋谷(SUNDAY ISSUE・かぐれ)→江戸川橋(水道カフェ/酢飯屋)→石神井公園(クヌルプAAのギャラリー)という「通なルート」を巡ってきたぜ。

参加したのは、本や道具の目利とか、アートZINEの編集者とか、中世のクラヴィコード奏者とか、大工も文筆もする建築家とか、「やたらに濃ゆいメンツ」であるので、歩きつつ、お酒を呑みつつ、話が超光速かつ深淵に展開してきました。

こういう顔ぶれで構成される会話は、なんていうんでしょうね。「コミュニケーション感度」がすごいことになっていて、あるキーワードを出すと、リンクが貼られている他のキーワードが50ぐらい返ってくる。各々朝から晩まで、それぞれの領域における「深み」を探求しまくっている者同士が出会うと、「自分とは違う領域、自分とは違うボキャブラリーで語られる深み」を探り出そうと、お互いの語彙を120%駆使して「鈍行なら10時間かかる距離」を一分で到達してしまう。

南米のアマゾンのあるエリアに点在している部族たちが、極希に一堂に会する機会があるらしい(何かの文化人類学のノートで読んだ。詳細忘れたけど)。

そこで何が始まるかというと、ひたすらみんなで踊り続けるらしい。最初は全然違う型で踊っているんだけど、しばらく一緒に踊っていると、「お、なるほどこういうフォームでくるわけか」「あ、もしかしてこのフォームって、うちのこの振付と似てるかも」みたいな発見があるらしく、しばらくするとまるで最初からグループであるかのように踊りがシンクロし、それはそれはすごいフェスになるらしい。
異なるジャンルの「濃いメンツ」が集まってしまったときの熱狂は、このような形で生まれる。

一刻もはやく相手の「ディープな世界」が見たくて、時候の挨拶や世間話をすっ飛ばし、トップギアで踊りがはじまってしまう。
というわけで、顔をあわせて数分で「最近、めっきり縄文でさ…」みたいな展開になり、気がついたら終電になっているわけです。

川上さん敦子さんナオくん&参加者のみなさま、楽しい一日をどうもありがとう。町田さんと萩原さん、わざわざ益子からありがとうございました。ポルトガル料理美味しかったです。

次は、ホトリニテでダンスしましょう。