【12/10】灯台もと倶楽部 第1回「小倉ヒラク×ヒビノケイコ対談〜これからのローカルとデザインの関係〜」
イベントの告知でーす。
12/10に上野いいオフィスにて、ブロガー・イラストレーターのヒビノケイコさんと対談イベントします。
こんな素敵な人たちとイベントするよ
企画してくれたのは、人気ブログ『隠居系男子』の中の人であり、WEBメディア『灯台もと暮らし』の仕掛け人、鳥井くん。最近のWEBメディアは、わかりやすさやインパクトを追い求めてなんか殺伐としている…と思っているらしく、あんまり殺伐としていない二人でトークしましょうという趣旨です。
ヒビノさんは、地域における仕事や子育て、人間関係などをテーマにブログを描いています。僕はちょっと前から「おお、息継ぎ長い思考でものを書く人だなあ」と感銘を受けておりました。彼女のブログはお母さんたちや地域の取り組みをしている人たちに大人気で、ヒビノさんを見ていると「極論しかWEBではウケない」ってのはウソだよね、と思うわけです。
(ちなみにイベントバナーもヒビノさんの作品。いやあ〜、良いわ。)
鳥井くんのやっている事も「息継ぎ長い系」。彼は20代なかばなんだけど、目の付け所とか思考回路が「渋い」んだよね。詳しくは彼のブログや『灯台もと暮らし』を読んでもらうとして、こういう「宮本常一的マインド」をもった人が活躍するようになったのは、WEB業界も新しい局面を迎えたなと思うわけです。
この二人と僕の三人で、「ローカル」や「デザイン」をテーマにお話しする予定ですが、それはSEO的なキーワードにしか過ぎないわけであって、「仏教思想」とか「発酵」あたりのWEB業界にあんまり刺さらなそうな話題で盛り上がりたいと思います。
WEBメディアも「深化」の時期を迎えているよね
こないだ『北欧暮らしの道具店』の青木さんとおしゃべりしている時に「WEBでもそろそろ紙の雑誌的なメディアができるかもね」という話になりました。
えーとね、それって「紙っぽい編集・見せ方」という意味ではなくて「特定のサークルに向けたメディア」ってこと。
紙の雑誌には本当色んなジャンルがありまして。
将棋とか編み物とか園芸とか、超狭い趣味や業界の雑誌や新聞がいっぱいある(『日刊木材新聞』という業界新聞があるんだぜ。「木材」で「日刊」て…!)。
これってつまり「特定の物好き相手のビジネスが成り立つ」というわけですよ。数千人ぐらいの人が熱狂的なコミュニティを作れば、それでメディアが成立する。
ヒビノさんや鳥井くんの活動を見ていると、WEB業界も深化の時期を迎えているなと思います。それはどんな深化かというと「コンテンツの見せ方はWEB的」「テーマの立て方はクラシック」というリテラシー。もうちょい言い換えると「思慮深い思考をWEBコンテンツに持ち込む」ということ。「紙の世界でやってきた書き手がWEBの世界に参入する」というフェーズから「WEBネイティブの人が今まで積み上がってきた紙の世界のリテラシーを身に付けようとする」というフェーズに移行してきているという雑感。
大きな流れはわかりやすいもの、インパクト狙いのものがメインストリームであることは変わりないだろうけれど、その世界に疲れた人たちが集まって生まれるサークルができる余地が、WEBにも出てきているのかもしれませんね。
ということで、いつまでお手軽WEBコンテンツで消耗してるの?という問いかけを投げかける(←主に鳥井くんが)会となる予定です( ー`дー´)キリッ
ということでイベント詳細はこちら
灯台もと倶楽部 第1回
小倉ヒラク×ヒビノケイコ対談〜これからのローカルとデザインの関係〜
■日時
■タイムスケジュール
■参加費
ケータリングは、僕が連載している「アマノ食堂」でもおなじみのMOMOEさん。会うの楽しみー!
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