兵庫の赤穂から友人の坂本くんが下北沢にやってくきた。お店の売り場づくりのコーチをしてくれるそうな。彼はヴィレッジヴァンガードで店長を10年以上やってきた伝説的なマネージャーだったらしく「発酵デパートメントの店づくり悩んでたら手伝いますよー」と提案してくれたのだった。

小売店の売り場づくりの基本は目線。膝上から目線ぐらいまでが商品が手に取られるエリアで、それより下は収納。上はPOPなどディスプレイ。通路は最低60cm、120cmあると反対方向から来た人がすれ違える、などプロのイロハをお店の売り場担当リサちゃんと一緒にふむふむと学ぶ。午後から街に出て、サブカルの聖地ヴィレバン下北沢や渋谷ヒカリエのD&Dの売り場を見ながら売り場づくりの構想を練る。

夕方から最近お気に入りの不思議な居酒屋、高丸電気でご飯を食べに。青山ブックセンターの山下さんとまなみちゃんも合流。坂本くんのマネージャー時代の人材育成の話を興味深く聞く。上場前のヴィレバンでは、求人に応募してくるヤツは社会不適合者スレスレの極端なヤツもけっこういたらしく(詳細はここでは伏せておく)、坂本くんはそういうヤツをバンバン採用し、バンバン使える店長に育てまくっていたらしい。「マトモに言葉しゃべれないようなヤツでも意外と仕事できるようになるもんなんですよ」と飄々と話す坂本くん。

発酵デパートメントも小さな食材店なのでちゃんとした企業のような条件で雇うことはとてもできない。なので基本的にはめちゃデキる人はこない!と思っておくのが正解(実際はミラクルのようにデキるヤツが応募してきたりもするのだが)。

これから日本全体で言えば、人手不足と生産人工のスキルのかたより(できる少数は色々できる、多数はスキル習得の機会から疎外される)がどんどん進行するので、高い年収とリモートワーク&柔軟な自己裁量を提案できないリアル店舗のような事業は、どう考えても「持たざる者」にフォーカスして採用せざるを得ない。今のうちからその仕組み考えたほうがいいよね〜とと二軒目のバーで山下さんと語り合った。

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