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不思議女子、田村さんが山の上に訪ねてきてくれた件について。

けっこう前の話。
忙しすぎて確定申告作業がままならず、twitterで「どなたか助けてくれませんか?」と呟いてみたら、田村真菜さんという女性が「狩猟のついでにお家いきますよー」と声をかけてくれた(SNS批判とか色々あるけど、僕はいつも多大な恩恵を受けています。感謝)。

そしてその翌週。お洒落なアウトドア服に身を包んだ素敵女子の田村さんが颯爽と我が家にやってきて、めちゃ手際よく事務作業を片付けてくれた(ちなみに普段は全国各地のソーシャルビジネスのマネージメント業務を手がけているらしい。そりゃ手際いいわな)。

一見して不思議な雰囲気なので、色々と話を聞いてみると、マジで不思議な人でした。
実務家でありながら、自宅のレトロ長屋でセラピーの施術をし、山に入って狩猟もする。そして結構筋金入りのイタコ体質!

サイエンスの世界にいるのであんまりスピリチュアルな話をするのはよくないのだけど、僕はわりと「憑かれやすい体質」らしい。以前ちゃんとしたアートディレクターだった時は、クライアントと深い話をすることが多かったので、精神過敏のせいか幻聴が聞こえたり、道端でヘンなものを見たりしていた。そんな感じで精神的ストレスを抱えている時期は、セラピストやヒーラーの人に会う機会が多く、「そっちの世界」に対処する様々なテクニックを教わったものでした(ちなみにスクワットが魔除けによく効くらしい by 小松さん)。

最近はお気楽に生きているので「そっちの世界」には縁のない感じで日々を送っているのだが、田村さんを見て「むむッ、なんか由緒正しい血統が来た!」という感じがあったね。
セラピストやヒーラーを名乗るなかで、ごく一部の人には普通の人には認識できない何らかの気配をリアルに察知する能力がある(ちなみにその他の大多数の人は「そっちの世界で生きている設定」をしている人であるよ)。それはほとんど先天的なもので「いきなり遠近法を駆使した絵を描き始める幼児」みたいなものであろう。

平凡に生まれてきた僕には想像できないことだが、先天的に際立った能力を持って生まれてきた人にはそれぞれの領域で特有の悩みがあるのだと思われる。
それはうまく味方につけられれば個性になるし、同時に他人とわかりあえない孤独にもなるのだろう。

山の上にこういう不思議な人が訪ねてくると、まるで柳田国男の民話の世界に入り込んだ気分になるもんだね。今度田村さんに会うときも不思議なシチュエーションで再会する気がするぜ。

【追記】田村さん、おかげさまでピンチを乗り切り、無事精算も完了しました。ありがとう。

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