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【5×5×5FES】南沢典子(あきゅらいず美養品)の推薦文

推薦者四人目は、「あきゅらいず美養品」の代表、南沢典子さん。

大学を無職のまま卒業して、ブラブラしていた僕を拾ってくれたのが、当時新興のベンチャー会社だったあきゅらいず。
笹塚のアパートの壁をぶち抜いて、黄色や水色のペンキが手塗りされた手づくりオフィス(これがまたセンス良かったんだ)にビックリし、経営者のフリーキーすぎる考えかたにさらにビックリし、ミナミさんは「会社で働くなんて面白くねえ!」というヒラク少年の先入観を木っ端微塵に打ち砕いたのでした。

それから3年間、いわゆる「新卒時代」にあたる大事な時期、僕は朝から晩までミナミさんと遊んでいるのだか働いているのだがわからないお祭りのような濃密なサラリーマン時代を過ごしたのでした。

ミナミさんのスゴさは何といっても「引き寄せ力」と「きっぷの良さ」。
どんなピンチを迎えても、なぜか協力者が現れたり、ミラクルな出来事が起こる。そして、人に対してとにかく気が利き、おもてなしマインドがスゴい(こないだも台湾でさんざんお世話になりました)。ビジネススキルの前に、この「もってる感」が経営者の資質なのだと僕はサラリーマン時代つくつく感じました。

さんざんお世話になったくせに「独立する!」とワガママ言う僕を咎めるでもなく、一生懸命応援してくれたのも本当に感謝しています。

思えば、僕はこういう人に育ててもらってここまでやってきたようなもので。
恩返しと思って仕事がんばるぜ。

それではミナミさんの推薦文をどうぞ。

※ミナミさん独特の文体なので、ヒラクのほうでコメントをつけています。

<真実を語ります>
ヒラクに出会ったのは放浪帰りに人材募集冊子を見てそのまま面接にふらっとやってきたとき。スタッフと面接中とは知らずに開けた扉に目に飛び込んできたヒラク。肩まで前髪含めて伸びきった髪の隙間から目が合い、思わず反射的に開けた扉を閉めた。
ヒラク注:当時バックパッカーだったので、ルンペンみたいな格好でした。

制作の二人は「面白い人です!採用しましょう」とざわめいた。私の心もざわめいた。数日後、一筆箋が届いた。
「ふむ、おもしろいのと感性はありそうだね、採用しよう」と決まった。
ヒラク注:すげー面白い会社!と思って「一緒に仕事したいです」と手紙を送ったのでした。

しかし!!人の話を自分の興味に持って行ってしまったり、周りと衝突すること多々、そしてふらりとやってきただけあって会社へもふらりとやってくる。
ヒラク注:「制作の取材」と称して、友達の会社やどっか面白いところをほっつき歩いていたので、ひどい勤労態度でした。

しかし!本の速読力はすごい!溜まった本を読んでもらおうと手渡すこと30分。
「みなみさん、これはこうでこの視点はこうで」などと5分くらいで纏めてくれる。

褒めてるような褒めてないような内容だが事実です。
ヒラク注:そんな速くなかったと思うけど…

そんなヒラクが独立して彼是と4年。
丸くなりました。人のいいところを引く出すことで自分も生きてくる術を身に着けました。

今回、どのブログがおすすめで感想をと頼まれたが、ヒラクの過ごした時間が、書いたその地点で纏められ出会った人によって形成され時代の流れを感じながら、自分自身も振り返る機会となりました。ありがとう!
ヒラクと一緒に仕事をすると楽しいんだよね~。


南沢典子(みなみさわのりこ):1967年浅草生まれ。高校卒業後、16年間大手化粧品会社の美容部員を勤めたあと、東洋医学に出合う。中国で東洋ハーブの濃縮エキス「草根木皮たまり」を開発。
帰国後、「贅沢なシンプル」をコンセプトに(有)あきゅらいず美養品を設立。自然に自分らしくいられる「すっぴん生活」を提唱。スタッフとともに常にすっぴんで過ごしている。二人の娘の母でもある。


 

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