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「買う=消費」の時代はもうすぐ終わる。だから僕たちは「買う=未来への投資」の時代を始めることにした。

「ものを買う=消費」じゃないかもなって、最近思うんですよ。
「思うんですよ」っていうよか、去年一年、その可能性を探して試行錯誤していたというべきか。

というわけで、お正月メモの続きはSMALL WOOD TOKYOの未来について。
武蔵五日市の製材所との出会いと、++の共同代表安田さんの「森に関わる事業を作りたい!」という情熱から始まったプロジェクト。
これ、どうやら「マーケットの未来」を考えるうえでとんでもない可能性を持つ事業に育ちつつあります。

SMALL WOODを買うと、自分の飲む水を作ることができる。

冒頭のイラストは、++のフリーペーパー地営業通信の、橋本淳司さん(水のジャーナリスト)への取材をまとめたもの。

「水」という視点で東京というエリアを見てみると、このエリアで僕たちが活用できる水は、奥多摩の山からやってくる。

つまり、森が水をつくっている。

で、じゃあ森が大事だねって話になった時に、実は東京(というか日本中)は、木を植えるのではなく、木を切るのが正解という特殊な状況になっているわけです。
では、木を切り出すための手間と資金がどうやって作られるかというと、切った木がマーケットで買われること。

はい、では方程式を作ってみましょう。

林業や製材業を維持するために適切な価格で木を買うこと
=自分の住んでいる土地の水を確保すること
=自分の土地に楽しく住み続けられる未来に投資すること

ということになる。
話を最初に戻します。この方程式を踏まえると、「買うことはもはや単なる消費ではない」という事実に、賢明なる読者の皆様は気づくはずだッ!!

「どう買うか」という選択は、未来への投資だ!

ここ数年、クラフト文化の価値が見直されたことで、マス・インダストリアルでないものづくりを目指す人が増えてきました。
つくり手が増えたら、じゃあ買い手も増えなければね!ってなわけで。
今年の僕のテーマの1つは「いかに粋に買い物するか」ということ。

もうちょっと突っ込んで定義すると、単なる消費ではない買い物を増やすってことです。

自分がそれを買うことで、自分の土地や文化の未来に投資できる。そう、

 「それはもはや単なる買い物ではないッ…!投資だッ!!」

「お金の投資も良かろう…。しかし、お金は単体では紙切れか数字に過ぎない。」

「そのお金を何に変換するかというと…、己の幸せな未来に変換するのではないのか…?」

「幸せな未来とは…、愛着のある土地で、キレイな空気と水と食べ物に囲まれ、友や家族と楽しく暮らすことではないか…?」

「では、なぜ最初から『幸せな未来』に直接投資せんのだッ!?未熟者めッ!!


「師匠…ごめんお。オイラ…これから悔い改めるお。」

今年はSMALL WOOD TOKYOを次のステージへ!

…というわけで、今年は「未来への投資」たるSMALL WOOD TOKYOを大事に育てていきたいなと。

そのためにも自分たちがまず「買うこと=未来への投資」という意識を持って日々の暮らしを送ることが大事だと思うんです(そうしないと、説得力無いじゃん)。
衣食住に関わるベーシックなもの。
それを、「未来投資プロダクト」にかえていく。

そうすることで、僕たちは何かのプロダクトや表現のつくり手にならなくても、幸せな未来のつくり手になることができる。
その実践例として、SMALL WOOD TOKYOの事業を育てていきます。

まだまだ課題は山ほどあるけど、もう迷いは無い。
僕たちは「買う=未来への投資」のマーケットを作るぞ。

「今年は、SMALL WOOD、ブレイクの年だッ…!!みんなよろしくな!」

(番長、今年もよろしく頼むぜ!)

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