阪神百貨店『小倉ヒラクの発酵マーケット麹』2026年をもって終了します

燃え尽きました…。
2022年から始まった阪神百貨店の夏の名物『発酵マーケット麹』。
五回目となった今年2026年目で終わり!です!!

理由はいくつかあって。
①年々規模が大きくなって発酵デパートメント側の商品在庫を持つリスクもまた大きくなりすぎた
②阪神側の企画担当吉田おじさんの引退
③会期の一週間、朝から深夜までひたすら喋って飲み続ける僕ヒラクの体力(&肝臓)の限界

どれも大きな要因だけど、完走しきってみて一番限界なのは③かな…
連日醸造家や関西のクリエイターたちと大宴会を繰り広げたので、しばらく養生して酒気を抜きます。汗

思い返せば楽しい五年間でした。
発酵の志を共にするオタクたちが集まり、夕方になると会場がまるで祭りの場のよう。みんな楽しそうに角打ちカウンター前にたまって情報交換したり、新しいプロジェクトの相談したり。
四年目からはなんと百貨店の催事会場で麹をつくる始末。いったい百貨店をなんだと思っているんだ!

発酵に限らず、さまざまなジャンルのクリエイターたちがトークで登場するのも楽しかった。

恒例の #ラジオただいま発酵中 の公開収録も楽しみのひとつでした。

たくさんの美しい思い出、心震えるシーン、間抜けすぎる打ち上げのエピソード。
正直終わってしまうことが悲しい。また違うかたちで阪神百貨店との関わりがあると思いますが、この巨大なマーケットの形式は今年が最後です。

最終回の今年は発酵デパートメントの売り場だけで120蔵、300以上の商品が集りました。
それ以外にも青山ブックセンターの巨大本棚、発酵食材を使ったお惣菜など見どころがいっぱい。
来てくれるお客さんの目がみんなキラキラしていたのが嬉しかった。

 

 
 
 
 
 
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単に買い物をしにくるだけじゃなくて、「ここに来れば誰かに会える」「ここに来れば面白い文化に触れられる」かつての町の商店街のお祭りのようなワクワク感が確かにあったと思います。

これまで参加してくれた全ての醸造家のみんな、買いものしにきてくれたみんな、どうもありがとう。
企画の阪神百貨店の吉田おじさん、みつか坊主の斉藤アニキ、発酵デパートメントチームの吉岡さん、五味醤油の五味兄、おつかれさまでした!

食べることは学ぶこと。
つくることは思い出すこと。

これからも折々に五年間の大阪の夏を思い返すことでしょう。
またいつか、みんなで大阪に集まりましょう!

 

 

Published by

小倉 ヒラク

発酵デザイナー。1983年、東京都生まれ。 「見えない発酵菌の働きを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちとプロジェクトを展開。下北沢「発酵デパートメント」オーナー。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』など多数。