クラフトジンの世界は奥が深い…!

ジンといえば、ジントニックやマティーニの材料で同じみのハーブっぽい味がするスピリッツ。ゴードンズやタンカレー、ボンベイサファイアあたりが定番ですね。

でね。このジンの世界にもビールみたいに「クラフト」の文化があるんですね。原料にも製法にもこだわりまくった大量生産のスタンダードとは違うアナザーワールドがあるんだYO!

hiraku_05_main-1100x594

前にアマノ食堂でも書いたようによくジンは飲んでたんです。ただそれもどちらかというとカクテルのつくりかたであって、ジンという酒そのものに対する解像度はたいしたことなかった。

・ジントニックを飲めば、バーの哲学がわかる?奥深きシンプルカクテルの真髄 | アマノ食堂

ところが例えばクラフトジンの火付け役であるイギリスのシップスミスみたいなジンをテイスティングして衝撃を受けるわけです。

「ななな、何だこれ〜!僕の知ってるジンと全然違うぞ!!!???」

と。今まで味わったことのない味の重厚感。「いいモノ嗜んでる感」が半端ない〜!

そして最近Kovalというアメリカのクラフトジンを飲んでみたらさらなる衝撃でしばし声を失いました。スタンダードジンのゴードンズとくらべてみたんですが、香りのキレと味のふくらみが全然違う。同じ種類の酒とは思えない!

ゴードンズも悪い酒じゃないんですが、Kovalと比べた時に香りにも味にも油っぽさがある。油分がまだ風味に変わりきれてない感じがあるんですね。Kovalは油分が官能的な風味に転化していて、鼻にも喉にも清涼感とコクが同時に通り抜けていくかなり高度なデザインが施されています。共感覚の人だったら120%確実に極彩色とか荘厳なハーモニーが聴こえてくるレベル。

こりゃスゴいわ…!

もちろんシップスミスも美味しいんだけどKovalはさらに斜め上の驚きがある。トニックで割るのすら惜しいので、一杯目はストレート、二杯目は強炭酸と1:1で割ってライム足して飲みました。至福…!

ジンは甘いリキュール(漬け込み酒)とは違って、ドライな蒸留酒でありながらスパイスやハーブの香りを楽しめるオトナの香道なんです。だから甘めのジントニックもいいけど、ドライなまま香りを楽しむのもなかなか乙なものデス。

【追記】他に飲んだので美味しかったのはスコットランドアイラ島のThe Botanist。シングルモルト的なオトナなフレーバーをまとったいい酒でした。ジンはジュニパーベリー(ねずの木)を香り付けにする基本レシピを守れば酒母の種類(シードルとかモルトとか)や漬け込むハーブやスパイスの自由度が高いので、蒸留酒のなかでも味や香りの多様性が高い酒です。
とりわけ香りが素晴らしいので、同じスパイス食であるインド料理とペアリングすると激しく美味しいのでは…と推測しています。今度試してみよっと。

Pocket

Back to Top