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【5×5×5FES】佐野知美(灯台もと暮らし編集長)の推薦文

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このひとには「セクシーな文才」がある…!
推薦者六人目は、WEBメディア灯台もと暮らし編集長、佐野知美さん。

WEBメディア「灯台もと暮らし」との出会いは去年暮れのこと(←まだ準備中だった)。
プロデューサーの鳥井くんに会った瞬間から仲良しになって、「こうじのうた」や「かわらチョコ」のプロジェクトを取材してもらいました。

このメディア、はじめて見た時から荒削りながらキラキラ輝くものがありました。
「灯台もと暮らし」は、現代版民俗誌なんだよね。たぶんやっている本人たちはいわゆる「WEBメディア」をつくっているつもりなんだろうけど、視点がとても民俗学的だし、何十年後かに読むと、今和次郎のフィールドノートのような味わいあるアーカイブになり得るかな、と思っています。

「とりあえず短期的にPV数稼げればいいや」という狭い視野ではなく、「未来の僕たちへの贈り物」になるような素敵なメディアに育てていってくださいね。

さて。で、推薦人の佐野さんなんだけど、寄せてくれた原稿を読んでビックリ。
この人、文才あるわ…!

良い文章に必要なものは何かを考えると、「わかりやすい」「役に立つ」「ハッとさせる」あたりが思い浮かぶ。
それぞれ正解なんだけど、僕は「潤いがある」ということを一つあげたい。メディア業界が功利主義に走って一番置き去りにするのがこの「潤い」なのです。それは「情緒」とか「色気」と言い換えてもいい。

WEBの世界でこういう「情緒のある文才」に出会うとは。
佐野さん、メディアとともにその才を磨いていってくださいね(←僕が言うのもおこがましいけど)。

それでは佐野さんの推薦文をどうぞ。

この人の問いに答えられる人間になりたい、とヒラクさんを一目見た時に思いました。理由は分かりません。きっと、彼の持つ複数の意味の「鋭い眼」が、私のこころにぴしりと緊張感を持たせてくれたのだと思います。私は何を思うのか、世界にどう対峙するつもりなのか。日々何かを考えて暮らすということの姿勢の大切さを、私はヒラクさんの佇まいから勝手に読み取り生きています。

ヒラクさんに出会ったのは、ほんの数ヶ月前、2015年3月のことでした。(もちろん、その前から知っていたけれど、お会いするのは初めて、の意)お友達としてはなく、私たち株式会社Waseiが運営するウェブメディア「灯台もと暮らし」のローンチイベントのゲストとして、ステージの上で。まだ出会って日の浅い私は、今回登場するであろう幾多の素晴らしい推薦人の中で、「もっとも純粋なブログの読者」に近い普通の存在なのだと思います。

進む道に迷った時に、それを見透かしたかのように言葉を紡ぐヒラクさんのブログ。いくつか選ばせてもらうとしたら。

▶2015年1月17日:「わかる派」と「わからない派」。
「わからないこと」や「知らないこと」を学び、「わかったような気になって」次に進む私の性格。いやしかし、学ぶということは「わからない」ということに対しての意味を問いなおすことなのだよ、とヒラクさん。学べば学ぶほど、より深いわからなさの沼に潜り探ることになる。わかったと言うことは簡単、でもそれは錯覚じゃないかねと再び。

はて、でも「世の中はわからないことばかりね」と、笑ってばかりいる28歳もいかなるものか。「好きなことがある人生は幸せね」、という言葉と少し重ねてみたりして、ひとり物思いにふける深夜のトリガーとなったエントリーをひとつ。

▶2015年2月20日:自己実現欲求ではなく、愛が人生を動かす。
『人生というのは奥深いもので、かつて願ったことが予想の斜め上の角度からブーメランのように戻ってくることがある。』

ひとつの結果論ではあるのかもしれないけれど、「◯◯になりたい」という自己実現願望よりも「◯◯が好きすぎる」という愛が人生を動かす。このことを、過去数年で実感したひとは多いのではないかと思います。

しかしこれは目指すものなのか、後から気が付くものなのか。どちらが正しいのかはまだ私も道の途中。

▶2015年4月10日:キャリアを重ねるとは「だんだん自分らしくなる」ということなのかもね。
ここまで読んで、私は「働くこと」のエントリーラバーであることが発覚。

『僕はこれまでいっぱい回り道したけど、それは実は回り道ではなくて。“自分らしさ”にたどり着く道は、いつでもこんな風に、十人十色にカーブあり坂道ありの道なのかもしれない。』

大きな会社を離れて、「灯台もと暮らし」というメディアを作る道を選ぶと決めた私。ヒラクさんの働く姿に、未来の自分の姿を重ねたいと無意識のうちに思っているのだと思います。進むって難しいけれど、楽しまなきゃ損。

▶2014年1月4日:「買う=消費」の時代はもうすぐ終わる。だから僕たちは「買う=未来への投資」の時代を始めることにした。
「買う」ということの意味が変わってほしいと、私も思います。「灯台もと暮らし」の目指したい未来のひとつが、この記事にあったかな、と。

 ▶番外編:MISOLOG
とにかく好きです(笑)。


佐野知美(さのともみ):これからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」編集長。1986年生まれ、新潟県出身。三井住友VISAカードの営業職、講談社広告局のアシスタント、フリーの編集・ライターを経て、現職。


 

 

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