▶デザインを掘り下げる

PCのマシーン→デバイス化。その後は?

こんばんはー、ヒラクです。

最近++オフィスにWindows 8のPCを導入しました(経理とか帳簿管理用ね)。

うーん、Windows 8。
これ完璧「wanna be 家電OS」ですね。

このユーザーインターフェイスはタッチパネルが想定されているわけで、駅の切符売り場や銀行のATM、あるいはスマートフォンみたいに「触っていじる」のが前提とされている。
なので、キーボードやマウスをカチカチ…みたいな「パソコンいじってますよ感」は払拭され、PCを限りなく「家電 or スマホ」の領域に近づけていきたい!!みたいな意図をばしばし感じるわけです。
macOSもいずれ iOS(iPhoneとかiPadのOS)に近づいていくと言われていますし、これからPCは「マシーン→デバイス化」していくことになるのでしょう(それはそれで必然ですね)。

しかーし!

その流れにしばらくは乗らなそうな領域があるのですよ。
それは何かというと、僕たちデザイナーがお世話になりっぱなしの「Adobe」のソフトウェア群です。イラレとかフォトショップとか、プレミアとかそういうヤツね。

画面を直接タッチして、指でシュッとスライドしていくインターフェイスって、何かを「選ぶ」「指定する」「決める」という操作においてはとっても直感的で良いと思いのです。

なのですが。

Adobeのソフトで行われるような「1ピクセル単位でスペースを詰める」とか、「1/24秒単位で映像のコマを調整する」みたいな作業は、なかなか「指で触ってピピピ」みたいなインターフェイスでは実現できない。「ctrl+shift+Gで連結しているモジュールを連結解除する」みたいな、左手で小指と親指と人差し指を駆使しつつ、右手でマウスorトラックパッドで範囲指定をする…みたいな「人間の直感を超えた概念的かつ緻密な作業」は現状のタッチパネルのインターフェイスでは難しい(映像でもグラフィックでも音楽でも、僕達が日々受け取る表現物は、こういう作業で作られているのです)。

もし実現されるとすれば「操作しているユーザーの脳波を分析して、勝手に作業メニューを前読みして設定してくれる」みたいな技術が実現化した状態で、たぶんもうちょい先のことだと思うんですよね。
ではいったいこれからのPC環境はどのようになるか、予言してみましょう。
ヒラクの読みでは、Windows 8及び macOX 10.9以降、PCのインターフェイスは「タッチパネル」が基本となって、キーボードとマウス、トラックパッドは消えていく。

キーボードは「画面に表示される擬似キーボード」となり、マウスとトラックパッドでやっていた作業は全て画面を直接触って処理されるようになる。
これで、現状マイクロソフトオフィスでやっている作業(wordとかofficeとか)は事足りるようになって、メールやDVD、iTunes、ゲームやSNSはたいがいOK。
なもんで、Windowsでもmacでも、パソコンが「大きいスマホ or タブレット」みたいな感じになる。
そして、シェアの5%ぐらいが、現状のインターフェイスを受け継いだ「業務用OS」になる。
映像や音楽やDTP、あるいはサーバーの管理をする一部の専門家&マニアだけが使う「その業界用インターフェイス」というものがニッチに生き延び、macのラインナップが再編成される。

一般ユーザー向けのmacbook(ノートパソコン)、iMac(デスクトップ)及び Windows PCはすべからず「タッチパネルデバイス化」し、業界向けの macbook pro,Mac proのみがキーボード&マウスofトラックパッドの、従来型インターフェイスをニッチに継承していくのである(と推測する)。

その結果、95%のPCユーザーは、「最近画面触ってもうまくメニューが出てくれないのよね?」と、っまるでPCを「CDトレイが不調なコンポ」みたいな体で認識し、一方では5%のユーザーが「最新のcreative cloudだったら、イラレで作った版下データを速攻でEPUBに書き出してくれるらしいよ」みたいなジャーゴン(業界の隠語)で会話する…みたいな二重構造ができると見た。

おお、それって、macOS 9(いわゆるクラシック環境)以前のパソコンマニアの世界ではないか。

PCのデバイス化によって、またマニアのあいだだけのあのユートピアが戻ってくるのよ。

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