新しいメンバーを迎えるにあたって、「しなやかで強い翼」を設計したい。

▶︎ 読みもの,

初出勤のインターン生、ヒラノくん。一緒に頑張ろうぜー!

3月が始まりました。
求人もスタートし、インターンの受け入れも始まって、最近の++はギアを切り替える時期に入っています。

人を雇うことはやっぱりリスクを伴うわけで。
だからそのぶん、経営の「基礎体力」をしっかりしなければと思うんですね。

というわけで、ヒラクは最近デザイン仕事のルーティンを減らして、
「人事」と「経理&会計」について考える時間を増やしています。

いまお金がどう動いてるか。実は把握するのが難しい。

まだまだザルなんですけど、合同会社++は立ち上げ当時から5カ年ぶんの経営計画を数値にしていたり、頼まれてもいないのに決算内容を公開したりしています(←といってもけっこう緩いんだけどね)。
この規模にしては、試算表(会社の経営状態を月次で表す書類)もまあまあ細かく詰めていると思う。
(広報&編集の澪さんが、掛け持ち経理のなか、夜なべして精密なシステムを作ってくれた。ありがとよ〜!)

なんでそんなに手間をかけるかというと…「個人的に好きだから」では決してない(←僕のことを知っている人はご存知のとおり)。
「デザイン制作」と「小売」という全然違う事業を持っていることと、「高利益」を必ずしも目指さない商売を選んでいるからなんですね。
(例:SMALL WOOD TOKYOは、売上をなるべく山と製材業に還元できるようにしてあるとか)

つまり、「どんぶり勘定じゃムリ、絶対」なんですよ。

まず、お金が振り込まれる時期がぜんぜん違う。制作は仕事が終わった後、小売は商品を発送する前です。
なので、実際の「売上」と「現金」が激しくズレる。
売上の記録を見るとけっこういい感じなはずなのに、通帳を見ると「な…なぜ!?」ということがままある。

これって要は、「いま、どんな風にお金が動いているか」を把握することでムズカしい、という事なんですね。
(これね〜、本当に個人事業主と全然違うとこ)

だから、試算表(売上&経費の記録)とは別に、実際の現金の関係性がわかる資料をつくることになります。
で。これも2業態をやっているわけだから、当然テンプレートでは済まない。

いまこの瞬間、経営が上手くいっているかどうか。
これは実は試算表(売上&経費の記録)を見ても判断できない(3ヶ月ぶんくらいのスパンで見るから)。

なもんで、一ヶ月よりも細かい単位でお金の動きを見たい場合は、それなりの方針建てと仕組み作りがいるわけです。
これがねー、大変なんだよ(←最近の最大の課題)。

組織は、人の気持ちと数字の両翼で飛ぶ。

ごめんよ、慣れないお金の話を延々としてしまった。。。
えーと、何が言いたかったんだっけ?

そうそう。
良い経営をしたかったらやっぱり「長く安定して飛べる翼」を持ちたいなって思うんですね。

理念とか、会社のアイデンティティだったり、創造的な部分は「エンジン」です。
こいつがちゃんと回って、飛行機はテイクオフする。

それが強い風のなかでもちゃんと目的地まで飛ぶためには「翼」を考えろってことなのよ。
で、「人事」と「経理/会計(と財務も)」がその両翼かなと。それをもっと噛み砕いて言うと「人の気持ち」と「数字」です。

新しく人が入るのは素晴らしいこと。
だけど、そのぶん機体は重くなるわけだから、より「翼の設計」の解像度をあげないとヨロヨロ…となるな〜なんて思ったので、慣れないことにチャレンジしている次第です。

ちなみに、「人の気持ち」に関しては、前にこんな記事あんな記事を書いているので、お暇な方はぜひ。

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