BLOG, ▶はたらくこと、生きること

キャリアを重ねるとは「だんだん自分らしくなる」ということなのかもね。

一度会社を経営してから個人事業に戻ると、お金の出入りから色んな事が見渡せるようになっていた。

昨年にもう一度独立してから半年あまりのお金の流れを見ていると「20代半ばで独立した時とずいぶん違う」ことがわかる。

何が違うかというと「単純な受託仕事の割合がものすごく減った」ということなのだな。
独立してすぐの時は、企業やNPO、自治体が「クライアント」として「フリーのデザイナー」としての僕にデザインや企画を発注する、という仕事がほぼ100%だった。

で、一生懸命来た球を打ち返していくと、だんだん「打率が高いボール」が見えてくる(僕の場合は、地域産業や環境に関わるもの)。で、その仕事を続けていくと、「駆け出しの便利屋的なフリーのデザイナー」から「ある領域に特化した専門家的デザイナー」になっていく。で、その仕事の依頼が増える or より大きな規模の仕事を手がけるぞ!となると「ある領域のデザインに特化したデザインファーム」というものをつくることになる(今考えれば、このあたりが仲間と起業したフェーズでした)。

で、それを大きくしていくというレールからいったん降りて、もう一度独立した今どうなっているのか。どんな風にプロジェクトが始まり、どんな風に収入を得ているかをカウントしてみると、ずいぶん様相が変わっていた。今のところ僕の仕事はこんな感じで成り立っている。

・デザイン・アートディレクションをする(今までの延長)
・発酵に関わるワークショップ(こうじ菌育てたり、利き酒したり)
・微生物研究家としての研究調査(商品開発とかリサーチ)
・司会業(イベントの司会・ファシリテーター)
・著作・連載原稿を書く(絵本とかソトコト連載とか)
・自前のプロジェクト(手前みそのうた、こうじのうたのような複合プロジェクト)

以上のものが、具体的な収入として数字にあらわれている。
かつて100%だった、一番上の「いわゆるデザイン業」が5割以下になり、「微生物研究家」のボリュームが増えるにつれて「何を本業としているか表現しがたい人」度が急上昇していることがおわかりになるかと思う。

ビジネスモデルとしては、実はぜんぜん「効率的」ではない(おんなじ仕事を高速回転した方がラクだし)。しかし、「余人をもって代え難し度」は向上している(←というか他の人はやろうともしないだろうし)。

これは何が起きているかというと「効率化を選ばないことで他と競争しなくていい青くてキレイな海に漕ぎだした」ということだと好意的に分析することにしよう。

僕はこれまでいっぱい回り道したけど、それは実は回り道ではなくて。
「自分らしさ」にたどり着く道は、いつでもこんな風に、十人十色にカーブあり坂道ありの道なのかもしれない。

 

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