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よい子の超・日本酒入門。美味しいお酒を探す旅に出よう

最近よく「美味しい日本酒ってどうやって見つければいいですか?」と聞かれます。

うん。基本的にね、美味しい日本酒ってのは、コンビニやスーパーはもちろん、そこいらの酒屋さんや百貨店でも手に入らないのですよ。

美味しい日本酒を店頭で見つけるのは難しい

それには理由があってだな。
日本には1,000をゆうに超える酒造メーカーがあり、そのなかで量販店に卸せるような生産量を流通を持っているところは1割もない。その1割のなかで、「これは美味い!」とうなるような銘柄は超レアであるからして、何も知らないフツーの人が美味しい日本酒を店頭で見つけるというのは、アイヌの隠した金塊を見つけるぐらい難しい@ゴールデンカムイ。

まあ一応、とっかかりは無くはない。

他にもいくつか思い浮かぶけど、このあたりのどれかはちょっとこだわってそうな酒屋さんには置いてある。まずこのあたりから試されたい。

「日本酒って美味しい!」と思ってもらうために

日本酒のラベルを見てみると「吟醸」だの「純米」だの、「本醸造」やら「原酒」などなど、いっぱい能書きが書いてある。パッと見てわかる赤か白しかないワインと違って、これはややこしい。同じ銘柄でもいったい何を選んでいいのかさっぱりわからない。

そんなアナタにオススメは、まず「特別純米」と書いてある、720ml瓶で1,000〜1,500円くらいで売っているものをチョイスすること(甘口・辛口と複数ある場合は辛口を選ぶ)。
この「特別純米」ってのは、ざっくり言うと「お米と麹だけで丁寧につくっている」ということで、そのメーカーの酒づくりが素直に表現されている。コイツを持ってレジにGOしてください。

さて。ではその「特別純米」とやらはどう飲むか。
帰ったら、冷蔵庫で2時間くらいよく冷やしてください。それで、何かお気に入りのつまみを食べながらクイッと飲んでみる。さっき僕がサジェストした4銘柄であれば、どれでも美味しいはず。居酒屋で出てくるベタッとした酒と違って、爽やかな喉越しと、鼻を抜けていくような香りを感じるはず。
これでまず「おお〜、日本酒っていいもんだねえ」と感動するのよ(ちなみに特別純米で冷がとりわけ美味しいのは一ノ蔵かしら)。

そして次のステップ。徳利か大きめのカップに日本酒を1合ぶん注いで、レンジで1分程度温めてください(ほんとは湯せんがいいんだけど、まあ入門だし)。
そんでおちょこかショットグラスに注いで、ゆっくり飲む。

そしたらですね、冷やの時とぜんぜん違う美味しさがあるんですね。
冷やの時は「クイッ」と飲むのに対して、お燗の時はゆっくり「ゴクッ」と飲む。喉で洗うようにじっくり味わってみると、冷の時にはなかったバナナのような濃密な香りと旨味を感じるはず(個人的には鍋島の燗酒はイケてると思うんだけど)。

この2つを両方味わうとですね、「ヤバい、日本酒マジでヤバい!」と、女子高生みたいなテンションになること間違いなしなんですね。まあ騙されたと思って一度試してみてください。

美味しい酒は、日本各地の小さな蔵にあり!

こんな感じで日本酒を飲んでみると、まあ目覚めてしまうわけさ。その魅力に。
そしたら「超本格的に美味しい酒飲みてぇ〜!!」ってなる。この超本格的に美味しい酒ってのは、日本各地の小さな酒蔵に散らばっているわけ。だいたい家族経営で少量生産だから、県内のファンに飲まれておしまい。

そいつをなんとかして横取りしてこなければいけないわけですよ。
さていったいどうしたらいいのか。最初のとっかかりは「センスのいい居酒屋 or 日本酒バー」です。毎週取り扱う銘柄が変わるようなこだわってるお店に行って、ちょっとずつ試し飲みして名前をメモしておく。で、その「メモした名前+通販」でgoogle検索をかけると、どこかの酒屋さんのECサイトにヒットするんですね。

そこから通販で買ってもいいんだけど、もし家からそんなに遠くないようであれば、ぜひその酒屋さんに足を運んでください。で、「◯◯というお酒を買いにきたんですが、他にオススメはありますか?」と店主に聞くと、若い人ならだいたい満面の笑顔でウェルカムしてもらえます。

そこから先は、正解のない旅。どうぞあなたらしい日本酒道を楽しんでくださいね。
ということで、日本酒超入門のおはなしはおしまい。続きはまた気が向いたら。

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