▷アートディレクション

えいごであそぼPLANET 販促物デザイン

幼児向け英語教育教材「えいごであそぼプラネット」のECサイトと販促物の制作。
テレビ番組と連動したポップで洗練された世界観をいかし、従来のECサイトの概念を覆す、シンプルで明快なWEBサイトを構築。あわせて資料請求や購入までスマートフォンで完結できるSPサイトも制作。コンバージョン率大幅UPを実現しました。DMも、まるで絵本のようにグラフィカルで楽しいデザインに。
http://www.eigodeasobo.com/

教材のアートディレクション: 竹林 一茂(THINKA inc.)
販促のアートディレクション: 小倉 ヒラク
デザイン: 橋本亮子
WEBディレクター: 村上烈(N2P)
WEB制作:  N2P
CL:: 株式会社旺文社

プロジェクト期間:2012.10〜2013.04

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wordpressで設計することで、ユーザーレポート等のデータベースと教材情報の両方がコンテンツとしてまとまります。eigodeasobo05 絵本のような世界観で展開される商品カタログ。

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013年春の段階でスマホフル対応。スマホ経由で商品を購入するユーザーが予想以上に多くてビックリしたのも今や当たり前に。時代はあっという間に変わりました。ちなみにwordpressの管理画面は一つで、コンテンツを更新すると、PCとスマホ両方のデバイスで更新が反映されます(という仕組みも今や当たり前ですが)。

デザインにあたって考えたこと。

▶「通販サイトのデザイン」という先入観を捨てる
リニューアル前のサイトは、「いわゆる通販サイト」の形態で、左カラムから商品を選ぶと単体の教材情報が表示される、というものでした。しかし、この「えいごであそぼプラネット」の教材をよくよく考えてみると、基本は「全ての教材がセットになったもの」なので、個別の教材の情報よりも、「セットで導入してくださいという導線が大事では?」と思いました。
そこで、通販サイトのフォーマットではなく、むしろWEBアプリの登録ページのように「押してもらいたいボタンは限りなく一つのみ」というサイト設計を発想しました。

▶wordpressを使って、TOPのユーザーインターフェイスとデータベース両方を活かす
とはいえ、教材を使っている親御さんのユーザーレポート情報も大事なデータベースなので、そこも積み上げていけるような仕組みとして、サイトはwordpressのシステムを導入しました。これにより、TOPは非常にグラフィカルで直感的、下層ページは情報検索がしやすいブログ構造、といういいとこ取りデザインとなっています。

▶スマホ専用のサイトを同時に作り、アクセス解析をしてみた
案件の依頼があった2012年秋の段階では、まだスマホ専用サイトの重要性は確かではありませんでした。なのですが、いっしょにWEB設計をしたN2Pの村上烈くんが「スマホサイトも試してみよう!」と激しくレコメンドしてきたので、スマホ専用サイトも同時にデザインすることに。カート周りや教材概要ページだけでなく、PCサイトの情報をほぼ全て網羅する本格的なスマホサイトは、他の幼児向け英語教材では例のないものでした。ローンチ後、ドキドキしながらアクセス解析をかけてみると、なんと全体の4割のアクセスがスマホサイトからによるものでした(2013年春時点)。よく考えてみれば、若いお母さんは自分専用のPCを持っていない人が多く、「インターネットを見る」といえば、そもそもPCではなくスマホ、ということなのでした。

旺文社さんのスタッフはみんな情熱的で朗らかで、いっしょに仕事をして本当に楽しい体験でした。どうもありがとうございました。

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