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親戚のおじさんバイブス。

今年の夏は友人の快挙が続きました。
山梨の発酵ラボの敷地で小屋作りをしている作家の川内有緒さんがノンフィクション界の芥川賞と呼ばれる開高健賞の大賞受賞、そしてアパレル新世代を牽引するALL YOURSが毎日ファッション大賞にノミネートされるというスゴいニュースを聞いて、僕のなかに湧き上がるバイブレーションがありました。

それを親戚のおじさんバイブスと名付けたい…!

応援団組んで甲子園に応援行くおじさん

いつの時代も多くの人が行動を起こすきっかけを求めています。自分を突き動かすような情熱や使命がなくても、何かアクションを起こしたい。

その時に強力なトリガーになるのが「親戚のおじさんバイブス」。
甥っ子が甲子園に出るのを知って「アイツは昔からがんばり屋だったんだ!」と盛り上がって親族集めてみんなで球場に行っちゃうおじさんはね、甥っ子のための応援じゃなくて「神輿を担ぐ楽しさ」を満喫してるんだよね。

僕はどちらかというと自分の好きなことを追いかけて行動しちゃうタイプなんですが、今回川内さんとALL YOURSの快挙を知って、僕の秘められた「親戚のおじさんバイブス」が爆発して「めでたい!これは応援せねば」とめちゃソワソワしてしまった。

・ALL YOURSへチーム山梨より応援メッセージ!

そうなんだよ。誰かお神輿かついで応援するのってば最高のエンタメなんだよ!
別に自分が何かしたわけじゃないのに、友人や家族が成し遂げたことが自分ごとのように嬉しい。応援というかたちで関わるだけでドーパミンがドバドバ出る。これがご機嫌な親戚のおじさんの秘密だったのか…!

名もなき者の挑戦はエンタメである

で、自分の身を振り返ってみるとだな。
去年出版した拙著『発酵文化人類学』がニッチかつ広告ゼロで3万部売れたのはほぼ口コミの力と言っていい。本の内容が面白かったかどうかは神のみぞ知るとして、色んな人が僕の「親戚のおじさん」になってくれたんだよね。

・一週間で重版出来!の舞台裏。マーケットではなくコミュニティに届ける。

著者の僕が「なにもそんなに応援してくれなくても…」と恐縮してしまうほど本を知人にプッシュしたり自身のSNSやブログで取り上げてくれる人がビックリするくらいいました。

親戚のおじさんバイブスを理解した今ならわかるよ。
無名の馬の骨の神輿を担ぐのは楽しいよね。みんな、ほんとにありがとう…!

自分で主体的にアクションを起こすことだけが「行動」ではなくて、縁のある誰かの応援団になるのも立派な行動。自分が神輿に乗る楽しみもあれば、誰かの神輿を担ぐ楽しみもある。

ほら、夏に甥っ子の応援に甲子園行った親戚のおじさんは、秋には自分がのど自慢に出場して地元の大声援を浴びるかもしれないよ…!

【追記】11月に発売される川内有緒さんの『空をゆく巨人』の応援団になって親戚のおじさんバイブスを存分に発揮する予定でいます。読むの今から楽しみ〜!

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