BLOG

最近話した気になることメモ。日本のヘンで面白いもの〜コミュニティ難民

京都のデザインホテル、ANTEROOMのラウンジ。気持ちの良いところでした。

あああ、濃い4日間だった。

先週木曜日、PingMagのトムさんと「日本のヘンで面白いもの」について話をしてから、そのまま関西へ。

金曜日のお昼は、滋賀の大津にて親友のアサダワタルくんの新著の取材を受ける(「何者だかわからないひと」の代表格として登場するそうです、自分)。
その後はアサダくんとともに、スタンダードブックストアの店長、中川さんや「ダンボールのひと」小仙くん、死生観光家の陸奥さん、直売所の店長のケンちゃんと合流して「関西の愉快な人たちが集う会(仮)」。東京の1.5倍ぐらいの高速マシンガントークで盛り上がる。
その後、京都へ移動して、ずっと泊まってみたかったANTEROOM KYOTO泊。

土曜日は、これまた前から行ってみたかった伏見桃山にて、月桂冠や黄桜等「日本酒メーカー大手の根城」に発酵ツアーへ。
やっぱり日本酒のルーツは関西なのね…と再認識したのち、深夜に三鷹へ帰宅。

日曜日は、朝イチからSHIBAURAハウスへ。フリーペーパーtonton主催の、歌って踊る「みそみそworkshop」。
午後からかぐれ表参道に移動して、「発酵男子のCOZY TALK」。福岡糸島の醤油屋の城くん、山梨の味噌屋の五味さんに加えて、前回に引き続き千葉の酒屋の寺田さんも飛び入り参加。お昼の部と夜の部の計4時間、発酵について語り尽くす。その後深夜まで、寺田さんのお酒&つむぎやさんのおつまみとともに打ち上げ。

ん〜、楽しかった。けど濃すぎてすぐには消化できないなあ。
とりいそぎ、アンテナに引っかかったことをメモしておこうっと。

トムさんとのお話のメモ:日本人にとっての神様とは?

トムさんとはずっと「潜在意識下に眠る日本」について話したいと思っていた。
トークセッションでは「刀のツバをアートにする変な日本」と「世界一売れる車や家電を作る強い日本」の両極から、「日本の産業の未来」をぼや〜んとイメージしようとしてみた(結局まだよくわからんけど)。

戦後の日本の工業は、いわゆる「強いマーケット」、車とか家電とかコンピューターとか重機とかの市場で大勝ちした。
つまり、工業におけるアップルやグーグルみたいな「王者」になった。だけど、最近はサムスンとかヒュンダイとかタタとかにすっかり押されている。
そういう感じになると出てくるのが、「もう一度王者に返り咲くには」みたいなトピックスか、「やっぱり日本の原点に立ち返って、ニッチな産業を極めるべし」みたいなクールジャパン的なトピックスの両極端なものになるんだけど、果たしてコトはそう単純なのか、とヒラクは思うわけです。

僕が++でやっているのは、そもそもの第一次産業や地域の風土に根ざしたプロダクトの市場をどう作っていくか、ということなんだけど。
これは「売れる」とか「評価される」という他者視点よりは、「(自分が)よりよく生きる」みたいな主観的願望から作られていく市場なんだよね。で、その「よりよく生きるとは何か」を突き詰めていくと、そこには「暑さ・寒さ・ひもじさ」とか「森・海・お天道様」みたいな、人間ならざるステークホルダーとの関係性が出てくる。その関係性を司っているのが「神様」なのではないか…というところでタイムアップ。

トムさん、続きはまたどこか旅の地でやりましょう。

アサダくんとのお話のメモ:何者でもない状態で自分を社会のなかに置くことは可能か?

アサダくんが執筆中の本は、「何者かよくわからない状態で、なぜか社会的なアイデンティティを形成しているひと」についてだそう(←もはやアサダくんしか取り上げないテーマですよね)。

その「なんだかよくわからないひと」を、彼は「コミュニティ難民」と定義している。
ここでの「コミュニティ」は地域の共同体を指しているわけではなく、どちらかというと「ギョーカイ」に近い。コミュニティ難民とは、ある職能(例えば音楽ギョーカイとか、建築ギョーカイ)から出発しながら、その仕事の本質を突き詰めたあまり、ギョーカイの枠の外に出てしまい、かといって他のギョーカイに着地することもなく、AのコミュニティとBのコミュニティのあいだで宙ぶらりんになったまま活動を展開しているひとのこと。

普通、こういうひとは社会的なポジションを成立させることができない。
(だって何屋かわからなかったら仕事発注できないし)

だから「フリーター」みたいな括りになるんだけど、中には不思議なことに「何のプロなんだかよくわからないけどプロとして仕事が成立する」というひとが生まれてくる。
アサダくん曰く、その代表格が僕だそうな(←そんな笑)。

ちなみにその本には他にも、以前++のフリーペーパーに登場したホトリニテのナオくんや、建てない建築家のいしまるさん(久しく会ってないけど、お元気ですか)も登場するそうです。楽しみ〜。

「コミュニティ難民」、色々と風当たりもあるかもしれないけど、僕はけっこう好きなワーディングだな。
ちなみに、5月か6月くらいには、++のイベントスペースにアサダくんを呼んで「コミュニティ難民のすゝめ」と題したイベントをやろうかなと思っております。詳細また発表します。

日曜日の発酵イベントは、また後日書きまーす。

Pocket


【CONTACT】お問合せはこちらからお願いします。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

お問合せ内容 (任意)


※送信する前にこちらをご一読ください→

メッセージ(任意)