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大先輩から「イメージする身体感覚」を学ぶ。

こんばんは、ヒラクです。今日が仕事初めの人も多いと思います。
正月明けの最初の一日、なかなかエンジンかからなかったりしますよね。年賀状を読んで「おお、アイツも元気でやっとるな」とか「そろそろ発注の一つでもしたろか」とか「あれ、これ誰だったけ?」とか言いながら返事を書き、年始のメールの返信が終わった頃にはすでに日も傾き、なんとなく同僚から「どう、年始の一杯?」と誘われて「ああ、今年も始まったなあ…」とぼんやり感慨にふけったりとか。そんなふわっとした一日を例年迎えるのもまた風情がありますね(最近はそんなのんびりした雰囲気でもないですが)。
さて。僕の仕事初めは、4日の「新年の秘密会合」から(Facebookにあげちゃったから秘密でもなんでもないけど)。ここ数年お世話になりっぱなしの建築家の黒岩さんと宮城の誇る田んぼの先生岩渕さんと、新丸ビルで新年から超高速の作戦会議をしてきました。
その結果はまたおいおいお話しするとして、このお二人、いつ話しても刺激的で面白いんです。生物多様性や熱力学、建築学に有機農業と、高度な話題で盛り上がるんだけど、それを面白がっているポイントが「脳みそ」じゃないんですよね。一方はエンジニアリング(大工仕事)もやる建築家として、もう一方は田んぼ仕事に精を出す生態学者として、高度な理論のベースには「身体」がある(金槌もってトンカンやったり、長靴で田んぼを歩いたり、そういうフィジカルな感覚)。そういう感覚を備えている人は、話の論理展開も「脳みその人」と全然違ってくる。具体的に言うと、あるアイデアを話すと同時に、イマジネーションのなかでそのアイデアを「実行している自分」が並列的に「見えて」いる。だから、「話すこと」と「やること」がほとんどイコールになっている。その結果、めちゃくちゃ「話がはやい人」になる。「それいいね!やろうよ!!」と盛り上がると、次会った時には本当にそのアイデアを実行していたりする。
こういう人は、何て形容すればいいんでしょうかね。
「頭が良い」と同時に「フットワークも軽い」、さらに「ノリが良い」。だから異常に「人を巻き込む」。その帰結としての、エクセルギーハウスやふゆみずたんぼの活動の広がりがある。こういう求心力を生み出すのに大事なのは、いわゆる「頭の回転の速さ」とか「ロジックの巧みさ」よりも「常にそれをイメージしている身体感覚」なのかなと思うんですよね。
そして、こういう頭の良さ、イメージの豊かさは、世代が上の人たちから学ぶことが多い。都会っ子はやっぱり「脳みその人」になりがちですからね。
何かを語るとき、常に「それを実現する自分の身体感覚」を具体的にイメージする。
そうすると、ことばにも行動にも力が宿る。これ、今年のテーマにしよ。
【追伸】1966カルテットのPVの監督、岩崎くんが去年岩渕さんの取材をしていたらしい。なんという偶然。

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