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会社づくりは「おはなしづくり」。

会社をやっていくのって、「おはなしづくり」だと思うんです。

「法人」というものを実際につくってみてわかったこと。

定款をつくったり、法務局いって登記をしたりしても、実はそれで会社という存在が裏付けされているわけじゃない(税金回収するのと、商取引にお墨付きを与えるだけ)。それの裏付けって、つまり関わっている人の意識のなかにしかないわけです。

だから、合同会社++が「存在している」ということの証は、どれぐらいの人が合同会社++という「おはなし」を信じているかってことだと思うんです。
「桃太郎」とか「白雪姫」って、現物をリアルタイムで見たことある人いないと思うんですけど、みんな知っているから「存在」していることになる。
というか、「聖書」とか「コーラン」とか「古事記」をみんなが信じているから、国家や文明が「存在する」ということも言えるわけです。

だから「会社を経営する」ことの重要なファクターに、鬼ヶ島があって、悪い鬼がいて、仲間と出会って、道無き道を進んでいく…みたいな「おはなしづくり」があると思うんです。

それで。

この「おはなしづくり」は、一人の作者が机上でペンをこりこり…というものではなくて、その場にいあわせたナマの人間とか社会環境が化学反応を起こしながら、リアルタイムで生成されていくものかなあと思うんですよね。だから、経営者ってのは、創造する人というよりは、起きつつあること、これから起こりそうなことを予想しながら「筆記していく」みたいな感じかなと(お、古事記もそんな形式だな)。

えーと、もっと言えば「少年ジャンプの連載」と似ているかも。

一応大枠の構想をもってスタートするけど、編集者とか読者とかスタッフとかとコミュニケーションしつつ「走りながら考える」。一週間単位の落とし所も考えつつ(月単位の売上とかね)、物語全体のカタルシスとかクライマックスも設計していく(会社のミッションとか、5カ年計画とか)。
というわけで(どういうわけだよ)、会社づくりは「おはなしづくり」なわけです。

でも、それだけ取り出すと「売れる会社はストーリーが違う」みたいなノウハウ本になってしまいそうなんで、もうちょっと考察してみましょう。
どんなのが「良いおはなし」なのか。おはなし=コンテンツなんで、コンテンツ単体の質が重要ですよね。で、ヒラク的な好みでいいますと、「掘り下げ型」が好きですね。

「山あり谷ありジェットコースター」みたいなスペクタクルな話も好きですが、僕的にはアントニオ・タブッキとかポール・オースターとかアーウィン・ショーみたいな「じっくり深みに降りていく」みたいなスタイルがいいな?なんて思います。

その会社に関わる人ひとりひとりが何を感じて、それを自分の人生観にどう反映させていくのか。仕事をすることが、どのようにその人の人格を深めていくのか。そして、毎日の地味な仕事の積み重ねが、どのように社会に影響を及ぼして変えていくのか。良い出来事も悪い出来事も、全てがあるカタルシスに向けて螺旋を描いていく。

そういう様が、味わい深い筆致で描かれていくわけですよ。

表面的な派手さではない、「味わいぶかいおはなし」。そういうのを、関わる人たちと紡いでいけたらいいなあ…と思っている次第です。

さてここで次回予告。

明日このブログの場を借りて、みなさまに
合同会社++の経営計画を発表させて頂きます!

起業して1年、ぶっちゃけちゃんと商売できてたのか?
そして2年目は、いったい何を目指すのか?

起業時につくった「事業計画書」のその後、どうぞお聞きくださいませ。

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