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ホメオパシー=枯山水である。

今日もめっきり寒いですね。みなさま体調を崩したりしてませんか?
最近体調崩しがちなヒラク、実はホメオパシー始めました。

さて、まずホメオパシーとはなんぞや?ですが、wikipediaによると、

極度に希釈した成分を投与することによって体の自然治癒力を引き出すという思想に基づいて、病気の治癒をめざす行為。同種療法、同毒療法、同病療法と呼ばれる場合もある。

ということになります。

で、「要はなにするのか」なんですが、文頭の「極度に希釈した成分」を砂糖玉にしみ込ませたものをペロペロとなめることが主になります(他にも色々あるけど)。つまり、今の僕は日がな頻繁に「砂糖玉ペロペロ」している人になっているわけですね(身も蓋もない表現でスイマセン)。

それで、この「砂糖玉ペロペロ」がすごいんですよ。

喘息による咳に苦しみ、お医者さんから出された薬の副作用で苦しみ、というループに参っていたなかで「咳止めのレメディ(砂糖玉のことね)」を舐めた瞬間、「来たーーー!!」という、育毛剤のCMに出ている役所広司みたいなものすごい超反応がおこり、その瞬間からすぐに咳が弱くなり始めました。

もう一つ、「免疫力のレメディ」もものすごくポジティブな感覚があり、ここ二週間の倦怠感がじわじわと引きつつあります。

「いったい何なのだ、この砂糖玉は?」と調べたところ、どうやら「摂取すると、対象となるものと似たような症状を引き起こす植物・動物・鉱物をアルコールに漬けてエッセンスを取り出し、それを薄める→揺らす→薄める→揺らす の工程を何十回も繰り返し、もはや物理的にはその植物・動物・鉱物の成分が消滅したアルコール液を、砂糖玉に垂らす」ことを経て作られるらしい。これって…錬金術じゃん!!
と不審に思ってさらに資料を読み込んでみると、「希釈と振動を繰り返して物質が消滅しても、『気』が残る。この『気』が体内に取り込まれると、情報が伝わり、体内の自己治癒力が発動する」というような説明があった(僕なりの言い換えだけど、たぶんあっていると思う)。
この説明を読んだ瞬間、ピンと来たわけですよ。ははあ、さては「枯山水」の原理を活用しておるのだな。

枯山水というのは、よく日本庭園とかにある、「石と砂で川(水)を模したもの」です。なんか大きい岩のまわりに砂利が敷き詰めてあって、そこに波紋みたいなのがかかれているヤツです。あれと同じ原理だと思うんですね。

つまり、「水をめいっぱい感じたいから、あえて水を抜く」みたいな論法です。川に突き出している岩と砂利に描かれた波紋の模様という、「水をあらわす情報」のみが与えられると、自分の潜在領域から「水のイメージ」が噴出してくる。

しかも「そのひとのイメージ」だから限界がない。キャパがでかい人は、ガンジス川でも、黄河でも、ユーフラテス川でも利根川でも、思うままにイメージを呼び出すことができる。そしてその枯山水の前にたたずんでいると、富岡鉄斎の水墨画の世界に没入し、「さて、一句詠むか」みたいなモードになってくる。

砂糖玉も、この効果を狙ったものだと思われます。

つまり、ある病状の「情報だけ」が伝えられる。すると、身体の潜在意識がその「情報」を察知し、ある種の「誤作動」が起こる(症状を引き起こす物質がないにも関わらず)。病原が存在しないにも関わらず、病状を伝えるシグナルに対して、「抵抗するぞ!」という運びになるわけです。「オオカミが来たぞ!」と少年が叫んだら、大人たちが「おおそいつは大変じゃ」ということになって、家畜小屋を守ったり、銃の手入れを始めたりする。そんなイメージだと思います。

で、オオカミ少年と違うのは、気づかないだけで前から小屋の周りとか村とかにオオカミがうじゃうじゃいた、ということですね(これが治療すべき病気ということになる)。

なぜホメオパシーはそういうことをするかというと、理由が2つあると思うんです。

1つは、物質を無くすことで、身体的負荷を減らす。もう一つは、希釈→振動というプロセスのなかで「情報力が高まる」という可能性です(これは現状のところ科学的に体系化されてないけど、たぶんそういうもんなんでしょうね)。

僕たちが一般に信じている医学って、西洋の自然科学がベースの体系になっているので「立証されないと眉唾」になるのですが、例えば漢方とかだとまた違った体系になる。数千年もの人体実験を繰り返し「よくわからんけど、これ飲みゃ治る。理由は解明できんよ」と、先生が平気で言う。こういう「臨床ベース」もロジックも僕はあり得ると思っています。

で、そう考えると、「薄めて(サンプリング)して、振る(グルーヴ)」ことで音楽の強度を増す、という、ヒップホップ的解釈もできたりする(こういう話こそ眉唾ですね)。

てなわけで、ホメオパシーをやると、情報に対する自分の潜在領域のフィードバックが意識化できる、という面でとても面白いものだな、と思っています。

ただしね、たぶんこれって枯山水と同じで「水、感じるわ〜」という人と、「ふん、砂じゃん」と思う人に二分されていきますよね。つまり「隠喩的な情報指示」に潜在意識なり身体が反応しない人だと、たぶん効かない(子供はたぶんだいたい効く)。「オオカミがきたぞ!」という声の意味が聞き取れず「小僧が何かわけわからんこと言ってるな」という状態だと、たぶんホメオパシーは「疑似科学」になります。(ちなみにホメオパシーが医療としてオフィシャルに認知されている地域を見ると、ブラジルの隆盛ぶりが興味深い。フィジカルな感度が良い国民性には相性が良いのかな。)

そういう意味では、効くという「根拠」はない。でも、確実にそれには「意味」がある。

しばらく砂糖玉ペロペロしながら、自分の「潜在領域」と対話してみます。
詳しい人、何かの折りにお話ししましょうね。

【追記】もう一つホメオパシーについてのエントリーを書きました。しばらく勉強してから書いたので、だいぶ考察が深まっています。
・ホメオパシーの情報理論

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