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「あいだ」にある「もの」 その1

こんにちは。ヒラクです。
新年そうそうひどい風邪にかかっていました。

今年のインフルエンザは、発熱・悪寒・咳・関節痛・頭痛などがFCバルセロナのような高速連係プレーで襲ってきて、抗生剤を飲んでも今イチ効かず、床に臥せっておりました。

とはいえ。

床に伏せるというのはそんなに悪いことばかりでもなくて、これ幸いとばかりに読書三昧。普段はなかなか集中して読めない古典やヘヴィーな専門書を読むには格好の機会です。

特に精読に励んだのは、ラフカディオ・ハーンと山口昌男、そしてマクルーハン。読書テーマは「あいだ」、英語でいうと”interest”ですね。
「インターチェンジ」なんて言うように、inter とは 間・境界ということ。

そして後にくっつく”est”とは元々ラテン語起源で「ある」、”be”ということです。

つまり、あいだにあるもの、ということですね。

日本と西洋の神話世界、人類学と現象学、そして人間と世界の間によこたわるメディアという問題。
熱に浮かされながら、そんな事を考えていました。
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僕の仕事というのは、一言でいうと「意味」を編んでいくということです。

そのために、絵を描いたり、文を考えたり、企画したりする。ある伝えるべき内容があって、その内容を知りたい人なりニーズなりがあるとする。それで、すでに伝達が行われる、交換が行われる。

そうシンプルに考えてしまう人が多いのですが、現実は全くそうではありません。内容/情報(アウトプット)と、受け取る(インプット)の「あいだ」には何かが「ある」のです。

「ウチらいけてるよね!?」と思ってみても、外野は「内輪受けで楽しんでるだけでしょ?」となるのは、この”interest”に考えが至ってないことが多い。例えば、一番聞くに耐えない話は、他人の夢の話と病気の話です。

インフルエンザの話なんて、面白くないですよね。なぜ聞くに耐えないのか。

それは、話している本人にとっては「すごい出来事」なのに、そいつが他人に全然伝わらないからです。
本人の興奮がすごいのがなおさら、いたたまれなくなる(笑)。

さて、もうおかわりだと思いますが、伝わるために必要とされるものが「意味」だと思うのです。そこは去年、独立したあたりにもうわかっていたことでした。

しかし、実は「意味」の捉え方が甘かった。「意味」とは「わかる」ということだけでは足りないのです。つまり、ロジックや因果関係だけではない。もっと全体的な「イメージ」といっても良いでしょう。夢の話を面白く語ることの難しさはここにあります。

夢や病気はロジックや因果の世界を逸脱し、自分の深い潜在意識や身体感覚にダイレクトに働きかけてきます。だから、商品の良さだとか、毎日10kmランニングするとか、そういう理で説くような方法が通用しない。

人間は「ロジック」では動かない。潜在意識や五感を含めた「イメージとしての意味」に基づいて行動することが多いのです。

【次回に続く】

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